老人ホームでの介護「傾聴」ボランティア。今回は二人の方の話し相手をする。最初の方は102歳。目がほとんど見えないらしい。補聴器も調子がイマイチでコミュニケーションを取るのが難しい。生まれた頃の事を聞くと、生年月日や場所はスラスラ答えてくれるのだが、その後の事はほとんど話してくれない。そのうち目を閉じウトウトし始める。最初に戻って生まれた頃を聞くと、スッと目を開けて答えるが先に進まない。何度か繰り返して諦めソッとしておく。それでもこの方の穏やかな表情を見てると、介護スタッフの手厚いケアを受けているのだろうとほっこり。どんな百年だったのか。時間が来て見送ると「どうもありがとう」と言われちょっと安心する。次の方は、対面するやいなや猛烈な勢いで話し始める。それも、ある人から悪口を言われているという話に終始。認知症の典型的な被害妄想みたいだが、決して否定的な事を言ってはいけない。ひたすら頷く。時間が来てスタッフが迎えに来たが、話し足りないらしくスタッフに話しの続きを。これを始終聞かされる方も大変だ。ほとんど話ししない人+話しまくる人=疲れた!の傾聴ボランティアでした。