YouTubeで「人はなぜジャズが好きなのか?」という、興味深いビデオを見る。制作者フィジックス・オブ・バードは、数学、物理、電子工学、プログラミング関係の人らしく、ジャズ専門家ではないみたい。リズムの説明では、二足歩行の自然なリズムに民族音楽(西アフリカ)の複雑なビートを加味してミュージシャン同士の会話を進化させている、と。ハーモニーでは、2音程間が心地いいか不協かを三半規管奥の神経細胞で説明(難しくてよくワカンナイ)。そして不協に聞こえる例えばA音とBb音といった隣り合った短2度もGm7、F#7#9、EbM7#11、C7、 BbM7、A7b9などのコードに内在しており、一見無秩序に聴こえる響きからも意味を見出せるようになると。「なぜジャズが好きなのか?」好きだからでいいじゃねーか、とも思うが、ジャズが、他の音楽や芸術と違う特性を、数学、物理学、脳科学などから真正面に解説(完全に理解出来たわけではないが)していておもしろかったです。