ジャズライフ誌に隔月で連載されている「川嶋哲郎の気ままにジャズ・エチュード」見開き2頁で、左頁には楽器をやる人への音楽に対する姿勢などのアドバイス、右頁には何の説明もない単旋律の譜面。いつも、ちょっと哲学的なその文章をフンフンと読み、譜面はキーボードで1、2回チラ弾きして先へ読み進むのだが、ある時、このメロディって何か構造があるのでは、と考えた。で、フレーズの切れ目っぽい箇所にチェック入れると8小節単位になっている。仮にAABAの32小節が1コーラスとするとテーマ1コーラス、 バリエーション1コーラス、コーダとなる。そして4回あるAパートを弾くと共通するベース進行が浮かび上がってくる。そこからコードを考え、伴奏ソフトに入力して一緒に演奏すると見事に一致して達成感MAX。一言の説明もない単旋律に、こんな謎解きみたいなものが隠されていたんだ、って気づかなかったのは自分だけかも。読者はみんなこれをやっているとすればスゲー恥ずかしいんですが。