在アムステルダムのピアニスト、小橋敦子さんの日本ツアーが決まった。彼女が前回日本で演奏したのは2016年だから実に8年ぶり。もちろんコロナもあり、演奏活動そのものが制約されていた訳だが、コロナ明けとともに速攻で全国7箇所(うちワークショップ1箇所)のツアー・スケジュールを決めるのは凄い。しかもプロモーター任せではなく、各主催者とは彼女がオランダから直接やりとり(メールやリモート会議)して決めたそう。高い実務能力、さすがケイオー。彼女がジャズ・ピアニストにならず、どこかの企業に入っても間違いなくビジネス・エクゼクティブに上り詰めていただろう。盟友、ベースのトニー・オーヴァーウォーターはオランダから同行、楽器は、レイ・ブラウンの遺品で日本人所有のものを借りるそう。ドラムのセバスチャン・カプテインは沖縄から参加。ニューヨークでスティーブ・キューンに師事した後、オランダで熟成した彼女の音楽と、この二人がどのような化学反応を見せるのか、今からとても楽しみです。