久しぶりに新宿に行く事になり、ついでに何か面白い事ないか、と探したら西口のSOMPO美術館で「ゴッホと静物画」という展覧会をやっている。17世紀から20世紀にかけての静物画69点を世界中の美術館から集めて展示。中心となるゴッホの作品は25点、もちろん「ひまわり」も。会の終了日直前で、どうせ混んでるんだろうとチェックしたら、ネットによる見学時間帯(1時間づつ)の事前予約制とあり、これなら入場者制限もありそうで、落ち着いてゆっくり鑑賞出来るだろうと申し込む。当日、その時間に行くと、入場はスムーズで、やったーと会場へ。ところが場内は凄い人、しかもなかなか進まない。ここで初めて知ったのだが、この展覧会は、主催者が絵の権利者からの撮影許可が取れた作品(ほとんど)を撮影出来る。スマホはもちろん、中には大型のカメラで撮影する人も。先ずリアルで鑑賞、そして気に入った絵があれば撮影する。おのずと時間はかかり人流はゆっくりとなる。こういうのは初めて、この展覧会だけか、最近はどの展覧会もこうなのかは知らないが、堂々と撮影出来るのは、罪悪感なくいい。気に入った作品を自分で撮影し、いつでもスマホで見られるというのは、なかなかリッチな気分。画像があれば細部など見たいときは、画面上で拡大も出来るし。但し、「ひまわり」などの人気作品は撮影待ちで熱気ムンムン。気後れし、遠くからチラ見して離脱。これは後で知ったのだが「ひまわり」はSOMPO美術館所蔵。損保ジャパンの前身、安田火災海上保険が1987年に53億円で購入、バブル買いと話題になったのは覚えてる。そして今の損保ジャパンは、例のビッグモーターの保険金不正請求で話題となった。まあ、いろんな顔があるという事なんでしょうか。