初荷と言うには新年から少々日数経ったが、在庫の無くなったCD2タイトルを販売会社の倉庫に補充分として発送する。「小橋敦子/クレッセント」と「ヨアヒム・キューン/リリー・マルレーン」。「クレッセント」は小橋さんの当レーベル第一作、新録音で2021年7月のリリース。その後2ヶ月毎に旧譜を再発、「ワルツ・フォー・デビー」「ソウル・アイズ」「デュアル・トーン」「ヴァーゴ」「ターナラウンド」「ルージョン」「アムステル・モーメンツ」と怒涛のリリース・ラッシュ。そして最新作「ア・ドラム・シング」で大団円となった。一つのレーベルに同じアーティストのアルバムが複数タイトルあると、お互い引っ張られるように数字が伸びる。中でも「クレッセント」は、ピアノとベースだけでジョン・コルトレーンの曲を演奏する「攻めた企画」で話題となり、続く他のアルバムを引っ張り上げた。「リリー・マルレーン」はヨアヒム・キューンのソロ・ピアノで、車のCMで流れたボビー・マクファーリンの「ドント・ウォリー、ビー・ハピー」がキラー・トラック。プロデューサーはディディエ・ボワイエさん。合気道の師範でもある。しばらくご無沙汰しているがお元気なのでしょうか。そいえば小橋さんからはニュー・イヤー・カードが届いた。龍が空を飛ぶような派手な年賀状ばかり見てると、こういうシンプルでミニマルなカードがいい。まあオランダには干支はないんでしょうが。