おはようございます☂️
今日のワインは、スペインのアモンティリャード・シェリーです。
シェリーには辛口と甘口がありますが、辛口は大雑把にいうとフィノとオロロソの2タイプに分けられます。
フィノは樽で熟成中にフロールという酵母の膜が液体上面に発生するため、酸素との接触が抑えられ、フレッシュさが保たれた味わいになります。
日本で一般的にシェリーといえば、このフィノのことです。
フロール
オロロソはフロールが発生せず、酸素と接触する環境で熟成させるため、フレッシュ感はなくなり、酸化フレーバー(ナッツやクルミ、コーヒーなど)が強くなります。
アモンティリャードはフィノを熟成させたもので、フィノらしい軽さを残しつつナッツフレーバーも楽しめる、フィノとオロロソの中間のような味わいです。
今日のワインは8年間フロール下で熟成させ、その後6年間酸化熟成させたものだそうです。
生産者
ヴァルデスピノ
ワイン名
ティオ・ディエゴ・アモンティリャード・シェリー
生産地
スペイン アンダルシア州 ヘレスDO
ヴィンテージ
ノンヴィンテージ
品種
パロミノ100%
アルコール度数
18%
テイスティング
中程度の琥珀色。
強い香りで、アーモンド、ヘーゼルナッツ、キャラメル、ドライフルーツ、スモーク。
辛口、低い酸味、強いフレーバーのミディアムボディ。後味は長い。
まろやかな口あたりで、複雑さはあまり感じませんが、スモーキーさを感じる奥行のある味わいです。辛口ですが、穏やかなナッティ感がドライさを和らげています。
評価
Very good