
めっきり涼しくなってきましたね。でも秋晴れにはほど遠い毎日。週末くらいはカラッと晴れてほしいものです。洗濯物が消化できないよ
今夜はブルゴーニュの赤にしてみました。
Louis Latour
ルイ ラトゥール
◆ワイン名
Corton 2004
コルトン 2004
※ヴィンテージ評価 5/10
◆品種
ピノ ノワール 100%
◆生産地域
フランス ブルゴーニュ地方 アロース コルトン村 特級畑
◆コメント
エッジに茶色のトーンが少し見えて、熟成を感じさせます。
ブルーベリーやプルーンの香り。スワリングすると枯葉やタバコの香りも穏やかに感じられますが、香りのボリュームは弱いです。
口あたりはなめらか。渋みが完全に溶け込んだ味わいは舌先を刺激することなく、果実味のエキスをしっかり伝えてくれます。酸味もまろやかでしっとりとしていて、まさに熟成したブルゴーニュ然とした趣き。しかし、インキーな苦みが強く、これが味わいをひどく損ねています。余韻はグランクリュとは思えないほどに短い。
◆テイスティングポイント
⭐️⭐️☆☆☆
◆購入店・価格
うきうきワインの玉手箱 ¥4,980
◆プチうんちく 〈特級畑 グランクリュ〉
ブルゴーニュ地方のワインは、畑ごとに特級畑→1級畑→村名畑→地域畑と、Appellation d'Origine Controllée (AOC)という法律で厳格に区分されています。ほとんどのフランスワインのラベルに、このAOCという表記がされていて、原産地が明記されています。
遠く中世の時代のブルゴーニュでは、カトリックの中でも最も厳しい戒律を自ら託したシトー派の修道僧によって多くの畑が開墾されました。彼らは畑の土壌や日照によって畑の良し悪しを選別しました。今のAOCの畑の評価は、シトー派の評価にある程度基づいています。
隣の畑なのにあぜ道一本越えるだけで、特級畑と1級畑、もしくは特級畑と村名畑となるほどに品質に違いか現れる。にわかには信じがたい話ですが、実施これは本当の話です。多くの人がブルゴーニュに夢中になるのは、こんなところにも理由かあるのかもしれません。

