オーデュボンの祈りこんばんは。明日は父の四十九日の法要なので、山形に来ています(寒い!)新幹線に乗っている間、伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」を読みました。これは彼のデビュー作です。これ以降の彼の作品に比べると地味な印象、というのが数年前に初めて読んだときの印象でした。しかし今回改めて読み直してみると、何気ない会話の中に伏線が散りばめられている伊坂節が堪能できて楽しかったです。ラストの爽快なじんわり涙感は彼の初期作品の特徴だと思いますし、そこがいいんです。ちなみに彼の作品の中で、僕の最もお気に入りは「魔王」と「死神の精度」なのですが、これも入れたくなりました