年中食べられている為、たらこの旬は?と聞かれると意外に答えられる人は少ないと思います。
御存知の通り、たらこはスケソウダラの魚卵です。
スケソウダラの漁の季節は決まっていて、10月~1月に行われ、この4か月の中の一番たらこがおいしくなる時期は最後の2ヶ月、実はたらこの旬は12月、1月なのです。


生のたらこを食べるなら、断然この時期がお薦めなのです。
しかし近年は冷凍技術の急速な進歩によって、たらこは年中食べられるようになりました。
アラスカ、ロシアで採られたたらこは、水揚げされるとそのまま船で採取し、急速冷凍されて日本に輸入され、そのまま倉庫で保存されるようになり、一年を通して味が穫れたてとほとんど変わりなく食べられるようになりました。
そんなたらこは、ミネラルが非常に多く含まれている食材で、ビタミン、ナイアシンも多く含まれており、脂肪の代謝を良くしたり、貧血予防や老化予防に効果があるとされています。
たらこに含まれるコレステロールは体に悪いという印象を持たれがちですがコレステロールが高いからと言って悪ものというわけではありません。
「コレステロール=悪玉」。この認識は大きな誤りであり、コレステロールは人間にとって必須の物質で、人間のからだを維持するために必要不可欠なものなのです。
そもそも細胞膜はコレステロールを原料としてできていて、女性ホルモンの障害や骨粗しょう症を改善すると言われるビタミンDの前駆体もコレステロールなのです。
細胞膜の形状維持や神経伝達など、コレステロールは脳神経にとっても欠かすことができない栄養素です。
コレステロールが健康維持に欠かすことができない役割をもっていることを認識しましょう。
人間の体内のコレステロールは、食物から来るのではなく80%肝臓でつくられています。
生命維持に必須のコレステロールのほとんどが肝臓で必要に応じて生産量が調整されているため、たらこを食べる量を調節したところで、肝臓が生産量を少なくするだけなので、ほとんど影響はありません。
実は、体に良いと言われ煮干しも高コレステロール食品です。
しかし、煮干しは体に悪いから控えましょうなどという話は聞いたことがなく、むしろ体に良いから味噌汁やあぶりなどで多く摂った方が良いとされています。
このようにコレステロールを理由に食べたいのを我慢することには意味がないのです。
たらこには細胞の新陳代謝を活発にして老化を防ぐ核酸が豊富です。
たらこから摂ってもからだに影響の少ないコレステロールを控えるということは、同時に多くの大切な栄養素を控えることになってしまいます。
家族性高コレステロール血症でもない限り、かえってたんぱく質不足を引き起こしかねません。
そもそも、たらこに含まれるLDLコレステロールは悪玉ではないのです。
テレビ番組などで、LDLコレステロールは悪玉、HDLコレステロールは善玉、と言われるせいで誤解されていますが、人間が正常に機能する上で、どちらも不可欠な栄養素です。
むしろ低コレステロール血症の方が危険という実態があり、日本人はLDLコレステロールと中性脂肪の高い方が長生きするのです。
またコレステロールの値が低い人は、うつの症状を発現するリスクが非常に高いという研究結果もあります。
たらこを避けるよりもコレステロール不足に注意した方が正解なのです。
そんないい事づくめのたらこの産地として、カニやウニ、イクラといった海産物が有名な北海道が大きなウエイトを占め始めています。
海産物と言えば北海道というイメージが、たらこをも北海道に取り込んでしまったようです。
北海道名物の海鮮丼と言えば、カニ、ウニ、イクラと相場が決まっていましたが、これからはたらこを加えた四色丼が一般的になるのかもしれません。

とくに、たらこでは虎杖浜が有名になりつつあって、その良質な水による美味さで非常に人気が高まっています。
そんな北海道の虎杖浜の美味しいたらこを食べてみませんか?
宮内庁御用達の虎杖浜竹松渋谷水産のたらこがお薦めです。







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