●「スリー・ビルボード」 早稲田松竹
色んなところで絶賛の嵐だったのでかなり期待して観たが
面白い。
期待通りの面白さで、今年ベストな一本です。
何と言っても脚本が面白い。そして役者がイイ。
画はちょっとハッキリ見え過ぎる照明、
というか、親しみのアナログ感のないデジタルな映像というか
何かいま一つ人工的な映像が良くない。もっと荒削りなリアル感がほしかった。
音楽もちょっと入れこみ過ぎてて、ちとうるさい。無音のシーンがもっとあって良いと思う。
でもそういった不満も全て忘れさせてくれる
本の面白さと役者の面白さ。
主演のフランシス・マクドーマンドの怒った顔をせずに怒りの演技をするのが凄みがあってイイ。
後ろをツーブロックで刈り上げてるのも面白い。
アメリカではジャニファー・ジェイソンリーと双璧を成す女優だと思います。
小人の人の微妙な表情がイイ。
広告店の店主役がどこかで観た記憶があると思ったら「アンチヴァイラル」の役者でした。
この線の弱そうな感じ、イイですね。
(ネタバレします
ご注意ください)
ウディ・ハリルソンがいつ暴れるか?!と待っていたけど最後まで良い人だった。
そしてあの幕切れが素晴らしい!
どう決着をつけるのか?興味津々だったが
こういう終わり方もあるのか!と唸り、大いに感動する。
曖昧に終わらせるラストというのは僕はあまり好きではないけど
これはありですね~。
あれだけどんぞこに落ちた二人なのに、あの最後の3言くらいの会話だけで
そこはかとないユーモアへと昇華する。
こういう同じ穴のムジナ的な展開は大好きで、見事。素晴らしい。まいった。