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今回は本文に入る前に登場人物の整理をしたい。

 

(登場人物)

 

<職員>

・中川 実習指導者の主任(社会福祉士・介護福祉士)

・長崎 現場5年目のパートリーダー(社会福祉士)

・小園 私と同じ年齢の介護福祉士

ほかに非常勤の職員が数人おり必要に応じて登場

 

<担当利用者さん>

・Aさん 30代女性。癇癪を起こして泣きだしたら止まらない。

・Bさん 40代男性。手先が器用で記憶力が優れている。

・Cさん 30代男性。話は通じるが手先の細かい作業は苦手。

・Dさん 20代女性。落ち着いた様子で何事も淡々とこなす。

・Eさん 50代男性。身体能力の維持が課題だが作業はできる。

・Fさん 20代女性。小柄だが好奇心旺盛で元気。

 

<実習生>

・私 自閉スペクトラム症の精神保健福祉士として奮闘

 

 実習5日目になった。徐々に1日の業務の流れも分かるようになってきた。時にはFさんの室内運動を一緒にする機会があった。このFさんは身長150センチメートルに満たないほど小柄だが室内運動で跳躍を伴うトランポリンやバランスボールを一緒にやる機会ができた。私は身長182センチメートルと長身なので約30センチメートルの身長差があり私の頭に届こうと思うとジャンプは高くなる。これが気に入ったらしく機会があれば私にせがむようになった。私は、時間が5分以上残っているのに、

 

「じゃあ1分だけやりましょう」

 

と言ってタイマーが1分減ったら終わろうと思ったが1分という概念の理解ができていないとのことなのでこの時は5分一緒にやることになった。これに懲りた私は、

 

「タイマーの時間が残り1分になったらやりましょう」

 

ということにした。この時はFさんのタイマーを見ながら実習していた。ジャンプが高く跳べることが楽しいFさんは次第に私に相手をせがむようになった。私も可能な限りその希望に応えていた。

 

BさんもBMI約24で肥満とまではいかないが、22までにしたいのでバランスボール、腹筋運動、ランニングマシンなどのややハード目の室内運動がスケジュールに組み込まれていた。バランスボールは午前と午後2回あって1回はYouTubeでハードな内容をこなすことになっていた。ただこの人は手を抜くことがうまく少しでも楽をしようとするので支援者とせめぎあう場面も多かった。

 

Eさんは加齢による手足の衰えをどう食い止めるのかが課題だった。バランスボールなどもやるが、足先の機能維持を目標として裸足で大小のスーパーボールを足の指で掴んで左右に移動させるリハビリを行っていた。

 

後は踏み台昇降などもあってどの利用者に対しても散歩だけではなく室内運動も要所要所で取り入れられていた。

 

話は次回に続きます。