それでは中学生時代の話をおっ始めたいと思います。

鮮明度は小学校時代と同じ3段階であくまでも私の主観に基づいて決定されます。念のためおさらいします。表現は違いますが基本的に小学校時代と同じと考えていただいて差し支えありません。


(A:かなり鮮明、B:ある程度鮮明、C:ちょっと曖昧)


 今回は入学までのプレ編で1話使います。それでは早速始めましょう。


鮮明度:A


 こうして私は無事小学校を卒業した。この2週間程度の春休みが慌しくなる。


 制服の採寸は確か事前に行われていたと記憶している。まずは中学校の入学者事前説明会が保護者同伴の元で開催された。学校側から基本的な準備事項について話されることになった。


 当然校則についても話される。前回ちょっとだけ話したがこの当時の校則はとても厳しかった。


 制服は指定の上着、ズボン(女子はスカート)のみ。ちなみにこの学校では男子は学ラン、女子はセーラー服だった。上着の下はカーディガン(これも指定の物だけ)着用可。指定のカッターシャツ(女子はブラウス)あり。それ以外の物は全て不可とされる。


 指定カバンあり(男女)。通学時制帽着用(男子のみ)。校章、学年章は必ず着用(男女共通)。


 髪型は男子は全員丸刈り。長さはスポーツ刈り程度まで。ある程度(目安は大人の指1本)伸びたら切らなければいけなかった。伸びていることを指摘されたらすぐに直さなければいけなかった。理髪店が休みであっても関係はない。それでも直さない場合は生徒指導室で先生の手により強制的に刈り取るとのこと(←今から思えば刈り取る作業を全部先生たちにやらせれば先生たちはたちまちギブアップとなる)。

 女子は基本的におかっぱ程度のショートで肩にかからない長さまで。それ以上長くする場合は三つ編みにすることが義務付けられていた。もちろん染色は不可。指摘されたら直さなければいけないのは男子と同じだが女子の方が髪型に関してはやや甘かったと思う。


 靴下と靴は白1色のみ可。色つきやポイント柄でも不可。


 授業に必要のないものは一切持参してはいけない。手荷物検査を定期的に行い、学校が不要物であると判断されたものは全て没収される。


 昼食以外の飲食物の持参は不可。水やお茶程度までの飲料は持参可。昼食は原則お弁当の持参になるがどうしても持参できない場合はパンなどを買ってくるか校内でパンの販売も行っていた。


 基本事項だけ列挙してもこれだけある。時間が限られていたのもあり、矢継ぎ早に説明された。


 後は時間厳守。守らない場合は何らかのペナルティーがあるとのこと。


 制服や校章などが整ったら春休み中に髪型を整えなければいけなかった。私はこれが嫌で仕方なかったが全員守っているとの事なので長く(とは行っても普通に)伸ばしていた髪を刈らなければいけなかった。この当時は神戸市立のほとんどの中学校で上記のような校則が実施されていた。


 4月になってからいやいやではあるものの行きつけの理髪店に行った。行きつけだから理髪店の人は私がこの春中学生になることを当然知っている。私は理髪店の椅子に座ったらお店の人は


 「丸刈りでいいよね?」


 と聞いてくる。私は黙ってうなずくしかなかった..。


 バリカンでみるみるうちに髪の毛は刈り取られていく。

 私は犯罪者でも何でもなかったが学校のルールなので1人で抵抗する術はなかった。


 すぐに自分の丸刈りの姿に馴染めなかった(あとまだ寒かった)ので入学するまでは帽子をかぶっていた。


 「3年間、たった3年間だけ我慢すればいいのだから」


 と自分に言い聞かせた。ところがこのたった3年間がとてつもなく長く険しい道のりになることを私はこの時は予測もしていなかった..。


 今日はプレ編なのでここまで。次回から中学生時代の本格的な話に移ります。何話くらいになるかは書いてみないと分かりません。



 「本日の豆知識」


 本人限定受取郵便というサービスがあります。これは差出人が指定した受取人本人又は差出人が指定した代理人以外の人(1人まで)はたとえ同居の親族であっても受け取れません。原則顔写真付きの身分証明書が受け取る時には必要です。料金は書留扱いになるので郵便物の料金に書留料420円と本人限定郵便料100円を加算した額を支払えばどこの郵便局でも差し出すことができます(←内容証明とここが異なる)。

 家族にも受け取らせず絶対に本人に受け取ってもらいたい時に効果的ですよ。


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