それでは今日から本編に戻ります。
その前にびっくりしないで下さい。私は何と1人遊びの話題をひたすら書いている間に本編をどこまで書いたかが分からなくなってしまいました。これは冗談ではありません。私は1人遊びの話をしていた時は1人遊びのこと「だけ」しか考えていませんでした。ほかの事は全く考えていませんでした。今進行中の本編のことも。まあ何となく4年生のところまで書いたのは覚えているのですがそこから先が出てきません。
そしてさあいざ本編に入ろうとしたその時、
「あれ、本編どこまで書いたっけ」
と言う事態になってしまいました。頭の切り替えがうまく機能しないのです。幸いブログは過去ログという履歴があるので分かりましたが日常生活でもこんなことが頻繁に起こります。言葉には記録がないので分からないこともあります。定型発達の人からはこのような事態になって私の頭がショートしていることが分からないのでしばしば苛立ってしまうのです。
こんな私はやっぱりアスペだと実感しました。
それでは今日の本題です。
鮮明度:A
今日は4年生の秋ごろの算数の授業で起きた出来事のお話。
担任の山岡先生が、
「今から四角形の説明を始める。みんなは今からどんな四角形でもいいから5つ書いて先生に出してください」
と言った。私は「どんな四角形でもいい」がストレートに額面どおり頭に入った。
「本当にどんな四角形でもいいんだな。じゃあ..」
と普通の四角形4個に以下の図のような四角形を1つ書いた。
私は角が4つあれば四角形になると思っていたので自信を持って出した。
でも小学校4年生で書く四角形といえば正方形、長方形、平行四辺形、ひし形、台形とか思い浮かぶと思う。もちろん全く平行ラインのない四角形もある。おそらく先生が求めていたものもこの程度までだったと思われる。
先生もこの私の書いたヘンテコリンな図形を見逃すわけがない。
OHP(オーバーヘッドプロジェクター)でみんなが書いた四角形をいくつか画面に投影した。最初は普通の四角形を投影していた。最後に投影されたのが上図の四角形。
先生はこの図形を投影してみんなに問いかけた。
「さあ、これは四角形でしょうか?」
まずは私が書いたことは先生は知っているので私以外の人を指名する。
そうするとみんなは
「四角形ではないと思います」
「三角形だと思います」
「五角形だと思います」
「星だと思います」
などと次々と意見が出た。
「星ってあんまりだろ..」
と思っていたら先生は私を指名した。私は涼しい顔で以下のように答えた。
「角が4個あるから四角形です」
みんなは「え~」というような感じだった。先生は多数決を取ることにした。
「この図形が四角形だと思う人手を挙げて」
私を含めて手はまばら。5人もいなかったと思う。
「じゃあ四角形ではないと思う人」
クラスのほとんどの人が手を挙げた。普通の多数決なら圧倒的に負けである。
ところが先生はこう言い放った。
「この図形は四角形です!書いた人は正しい。」
クラスはこの予想もしない展開に騒然となった。先生は続けた。
「このように普通は考えられないようなことを考えることも大切なことです」
マイノリティ(少数派)が勝った瞬間だった。正直うれしかった。
先生は角を4ヵ所(小さな角3個と180度を超える大きな角)指して角が4個あることを説明したらみんな納得していた。
小学校4年生で180度を超える角はまだ習わないのでこのような結果になりました。私は「四角形なら何でもいい」がストレートに入ったことと180度を超える角があってもおかしくないというみんなの考えとは乖離した考えを持っていたということになります。もし4年生くらいのお子さんをお持ちの方で四角形を書かせる問題があれば上図のような四角形を書かせて見てください。きっと先生はビックリします。
話はまだまだ続きます。
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