私はつい最近まで、「自分はなぜこんなに生き難いのか」が分からなかった。

今年になってから病院で診察を受けた結果、「アスペルガー症候群」と診断されました。

アスペルガー症候群の人たちの手記や特徴を書いた書籍などを読むうちに私の特徴に驚くほど当てはまることに気付きました。そこでかかりつけの医師に紹介状をもらい、受診に至りました。診断されたからといってこの病気には今の医学では特効薬があるわけでもなければこれといった治療法も確立されていません。従って私の生き難さはまだまだ続きます。その苦労のプロセスを文章に残さないと気がすまないという気持ちになっています。

 今年の受診で子供の頃の特徴を振り返る機会があったのですが、そこでもやはりこの病気の特徴に当てはまる行動が多かったようです。そのような子供の頃からの特徴などについてこの日記では書いていきたいと思います。

 私は過去に「てつさんのうつ病闘病記」というタイトルでブログを書いていましたがこの日記は現在は読むことができなくなっているのでこの日記で再度出てくるお話もあると思いますがご了承下さい。今から考えればうつ病はアスペルガー症候群の二次障害であったことも考えられます。

 まずはアスペルガー症候群がどのような病気であるか、どのような特徴を持つのかを説明してから私の子供の頃からの特徴を振り返る自伝のような展開にできればいいなと考えています。

 それだけにとどまらず時には政治や経済に関する話題など、自分が書きたくなったときには好きなことを書ける様な日記にもしたいと考えています。この方針は「てつさんのうつ病闘病記」からの踏襲です。

 私の文章力でどの程度まで理解が広まるかは分かりませんが、まだまだこの病気は社会で認知されておらず、また誤解されて報道されているケースもあり当事者たちの苦労は絶えることがありません。そのような方たちに共感を持ってもらうとともに、定型発達の人たちにも正しい理解をしていただきたいと考えています。それによりアスペルガー症候群の患者との接し方というものも分かるかも知れません。

 またアスペルガー症候群の人たちが少しでも定型発達の人と同じような生き方ができるような社会が1日も早く訪れることを強く望みます。

 できるだけ1話1話で完結させるような形で書いていきたいと思っていますがストーリーのような形で連続したテーマもかなり入ると思います。

 もう既にアスペルガー症候群に関する自伝や出版物も多数存在しますが、ここでは自分の文章で自分の思ったことを綴っていけたらいいなと考えています。

 それでは次回から本題に入ります。まずはアスペルガー症候群ってどんな病気なのか説明をしないと話が進みませんのでそこからスタートにしたいと思います。