ぴかぴか。 -162ページ目

1年前の出来事③

一週間後、病院に行きました。



3つの心拍が確認出来ました。



その病院では三つ子の出産は出来ないと言われて、先生が大きな病院の紹介状を書いてくれました。


まだ実感は湧かなかったけれど、不思議と嬉しかったです。


三つ子かもしれないと言われてから一週間は、不安だらけで喜ぶ事をすっかり忘れていました。

情けないですが(>_<)



でも、間違いないんだ。っとなったら自然と受け入れられたと言うか。


受け入れられても恐い事もたくさんありました。


それは、1人で産まれてくる赤ちゃんに比べてリスクがとても高いからでした。



どんなに頑張っても早産、未熟児で産まれるということ。

障害を持つ確率が上がること。

私の体が152センチと小さい為、更に未熟児で産まれるだろうと言うこと。

金銭面。

珍しい事なので、相談出来る人が居ないこと。

などなど…。


本屋さんにもろくに本は置いてないし、看護師さん達も詳しい人が少ない。


私が1番知りたかったのは、3人をどう育てたかじゃなくて、どうしても手がかかる3人の世話をしながら、上の子とどう接すれば良いかという事でした。


三つ子ともなると、ほとんどが人工受精などで授かるらしく、上の子がいるケースは少ないんだそうです。


結局それは、本やネットで探しても参考になるものは少なく、自分なりに頑張ろう!って言う結論に達するんだけど。






1年前の出来事②

張り切ってブログタイトルまで変えてしまいました。こういうの、決めるの苦手です。センス無いので、適当にです(^_^;)



(なら変えるなよ・・・・・)自分に対して思いました 笑






さて、続きです。





病院から帰り、その日のうちに主人に話しました。



主人はあまり驚く事がない人です。



たまに私がビックリさせたくて




『今日すごい事があったよ!何だと思う?』



なんて聞くと、すんなり当てたりする人です。・・・・私としてはそんな時はガッカリです。







その日仕事から帰ってきた主人に



『病院行ったよ』   



と言うと、




『おぅ、どうっだった?』




と聞かれたので、





『すんっっごい事言うよ。いい?』




と言ってから、





『あのね、・・・・・・・・三つ子だって・・・・』






と言ってやりました。





主人は一瞬ピタッ!!!と動きが止まってから、それはすごい勢いでびっくりしていました。





主人は不安や心配事をあまり口に出さない人です。



その時も、『どうしよう、どうしよう』




ばかりだった私に比べて、主人は1度も 『どうしよう』





とは言いませんでした。





『まだ確定じゃないなら無駄に悩んでもしょうがない。違ってるかもしれない。



ホントに三つ子だったとしても、産む以外の選択は無いでしょ?』




主人はいつもそうです。




主人は当たり前の事を言っているんだけど、マイナス思考の私はそういう考え方がなかなか出来ないので、この考え方には度々助けられます。





『そうだよね。まだ分からないし、産まないって言う選択肢は無いよね。





どうしよう・・・・って、その時は産むんだよ。』





自分に言い聞かせました。





次回の病院までの一週間。とても長く感じたのを覚えています。







さて、次回に続きます。




そして寝ます。おやすみなさい。あぁねむい~












1年前の出来事①

約1年前、2度目の妊娠をしました。




上の子は当時1歳になるところでした。




2歳差で2人目を。  って言う予定ではいたので




嬉しかったです。





1人目の子と同じ病院に行きました。





あらかじめ検査薬で陽性だったので、




『妊娠してますよ(^-^)』




っと言う確定をしてもらうつもりで行きました。






2回目もやっぱりドキドキ、緊張しました。









先生が言いました。




『双子だねぇ。』





ビックリしたけど、とっさに自分が片手に1人ずつ、両腕に2人赤ちゃんを抱っこしている姿を想像して、嬉しかったです。



『ホントですか!??ラブラブ!』    




と先生に聞き返しました。








でも先生の返事がありません。




・・・・・・・・アレ?




・・・・・・・




少し沈黙、でもエコーを見る先生の手は動いています。




何も言ってくれません。







『オイ、ちょっと来て』





先生が看護師の人を呼びました。




何何!????




・・・・・・・・・




コソコソ何かを話した後先生が言いました。




『三つ子だねぇ』





・・・・…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




”病院は静かにするトコロ”




でも、ビックリしすぎて叫んでしまいました。




正直なところ、嬉しさより不安でいっぱいになりました。




すぐには喜べなかった。  情けないけれど、それがホントでした。




短い時間で、同時にたくさんの事が頭に浮かびました。




お金はいくらかかるの?


育てられるの?


無事に生まれるの?


私の体は異常なの?


間違いじゃないの?





『まだ心拍が確認できないから、血の塊かもしれないけどね。


薬使ってないよね?


二人は確実にいるだろうけど、私も20年近くやっていて自然の三つ子は見た事ないよ。


すごい確率だよ。とりあえず、来週また来てください。』






ボーーーーーっとしながら帰りました。




事故らないようにしなきゃ!私、正気で帰れるかな。





そんな事を思いました。




それがちょうど、1年前の事です。






次回に続きます。