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   【乗車:2023.11.5】
       (2023.11.22更新)
JR唐津線は、佐賀県佐賀市の久保田駅を起点駅とし、同県唐津市の西唐津駅とを結ぶ、路線距離42.5kmのJR九州の路線(地方交通線)です。
起点駅の久保田駅〜唐津駅間は全線非電化で、起点久保田駅を含む全駅は交通系ICカードは使えませんが、末端区間である唐津~西唐津間は、相互乗り入れを行なっている福岡市地下鉄や筑前前原駅からの筑肥線列車も走っているため電化(直流)され、唐津、西唐津の両駅は筑肥線の駅ナンバリングの「JK○○」が設定されている上、交通系ICカードの利用もできます。

↑今回佐賀駅から唐津駅まで乗車したキハ47系。

唐津線等の非電化区間で使用されている気動車です。

↑佐賀県スクウェア・エニックスのスマホゲーム、ロマンシングサガとのタイアップのラッピングがされたキハ47系であります。

「Romancing 佐賀」と書かれていますw

↑佐賀駅の唐津線のりばの上屋の柱。

「唐津方面はICカードがご利用いただけません」との注意書きが・・・

唐津駅を通り越す場合も同じです・・・

おそらく、佐賀駅までの鳥栖方面と唐津周辺は同じSUGOCAエリアとはいえ、ひと繋がりになっていないと思われます。(佐賀と長崎の場合と同じ)

まず、佐賀駅から久保田駅まで、長崎本線で行きます。

    ↑久保田

      【起点駅、累計0.0km】

唐津線起点駅です。
単式ホーム1面1線+島式ホーム1面2線の計2面3線を有しています。
無人駅で、駅ナンバリングの設定はなく、交通系ICカードの利用はできません。
久保田駅は唐津線起点駅ですが、この駅を始発、終着とする列車はなく、全列車佐賀駅発着で、長崎本線を通って久保田駅を発着します。

【同名駅情報】

こちらが久保田(佐賀県)

他に同名駅があります。

久保田(秋田県)・・・秋田県由利本荘市の由利高原鉄道鳥海山ろく線の駅

※乗換案内を使用の際は注意

↑久保田駅を発車。(ここより左車窓)

右カーブを描き、長崎本線から離れて行きます。

この辺りで佐賀市から小城市に入ります。

↑長閑な農村風景が広がっています。

反対の右側はちょっと街っぽい光景です。

↑久保田〜小城間の途中で高架の国道34号線とアンダークロスします。

↑小城

累計5.1km、前駅(久保田)から5.1km

対向式ホーム2面2線の駅。

お互いのホームは構内踏切で連絡しています。

JR九州の系列会社、JR九州サービスサポートによる業務委託駅で、自動券売機が設置されています。

↑こちらが小城駅舎。

開通当初からの木造瓦葺の平屋建ての駅舎が現在も残っておりますが、2014年にリニューアルされています。

駅構内にピアノが設置され、自由に弾くことができます。

↑小城駅を発車。(ここより右車窓)

静かな市街地を右に見て進みます。

↑時々農地も見えます。

↑右手に見える道路は唐津街道こと、国道203号線。

・・・そして・・・

↑そして、その国道203号線とアンダークロスします。

この辺りで小城市から多久市に入ります。

↑その後、暫し山の中を行きます。

↑山の中を抜け出た所。

住宅の裏側の遠くに高速道路の高架が見えます。

↑東多久駅付近。

右手に市営住宅が見えます。

      ↑東多久

累計10.6km、前駅(小城)から5.5km

対向式ホーム2面2線の駅。
無人駅です。
互いのホームは跨線橋で連絡しています。

↑東多久駅を発車。

駅周辺は一軒家メインの閑静な住宅地です。

↑東多久駅を出てしばらく行った先で長崎自動車道とアンダークロスします。

東多久駅付近で右手に見えた高架道路です。

↑アンダークロスした先は長閑な田園風景に変わりました。

↑中多久駅近くで住宅地となります。

↑中多久駅到着時。

駅周辺に市営住宅が見えます。

      ↑中多久

累計13.6km、前駅(東多久)から3.0km

単式ホーム1面1線の無人駅。

駅舎は待合室のみで、自動券売機が設置されています。

駅名標の裏に見えるのは先ほどの市営住宅です。

↑中多久駅を発車。

この辺りは住宅地となっています。

↑多久駅手前。

こちらも一軒家メインの住宅地です。

       ↑多久

累計15.2km、前駅(中多久)から1.6km

島式ホーム1面2線の駅。

橋上駅舎を備えている佐賀県多久市の代表駅ですが、無人駅です。

折り返し可能な構造の駅で、夕方の通勤通学時にこの駅で折り返す列車があります。

(18:06発と20:23発の佐賀行)

↑多久駅を発車。

多久市街を行きます。

市街地とはいえ、静かなところです。

↑少し進んだ先、唐津街道こと、国道203号線を跨ぎます。

↑国道を跨いだ先、徐々に山中に入っていきます。

↑そしてトンネルへ・・・

笹原トンネル(458m)です。

↑トンネルを出た先、山中を行きます。

この辺りから唐津市です。

↑ここで高規格道路とアンダークロスします。

厳木多久有料道路です。

↑更に山里を突き進んで行きます。

しばらく行けば、厳木駅に到着します。

   ↑厳木

累計20.8km、前駅(多久)から5.6km

「きゅうらぎ」と読みます。

相対式ホーム2面2線の駅。

それぞれのホームは跨線橋で連絡しています。

1930年建築の古い木造駅舎を有していますが、無人駅です。

↑厳木駅を発車。(ここより左車窓)

唐津街道沿いに厳木の山間の街を行きます。

     ↑岩屋

累計23.3km、前駅(厳木)から2.5km

単式ホーム1面1線の駅。

無人駅です。

【同名駅情報】

こちらが岩屋(佐賀県)

他に同名駅があります。

岩屋(兵庫県)・・・兵庫県神戸市灘区の阪神電鉄本線の駅

※乗換案内を使用の際は注意

↑岩屋駅舎。

1998(平成10)年建築の駅舎で、「風舎」と名付けられております。

↑岩屋駅発車。

更に唐津街道沿いに山間を行きます。

↑唐津街道と並んで山間を行きます。

↑相知駅手前で国道302号とアンダークロスします。

並行してアンダークロスしている道路は唐津街道。

      ↑相知

累計26.0km、前駅(岩屋)から2.7km

単式ホーム2面2線の駅で、無人駅です。

漢字で「相知」と書いて・・・

「おうち」と読みますw

市の施設である「あじさい館」が併設されています。

昔はホーム・線路・線路・ホーム・線路の順の単式1面1線+島式1面2線構造であったのを、真ん中の線路を撤去して、ホーム・線路・ホーム・線路の順に変更したため、単式2面2線となりました。

互いのホームは跨線橋で連絡しています。

駅舎は1995年建築の鉄骨平屋建てで、かつては「あじさい館」を管理する民間業者が切符販売などの業務を行なっている簡易委託駅(有人駅)でしたが、2022(令和4)年4月1日に無人化されました。

↑相知駅を発車。

右手に見えるのが相知駅舎。

↑相知駅発車後。(ここより左手車窓)

長閑な農村となっています。

一方、沿うように走る国道は反対側(右手)を走っています。

↑しばらく行き、県道(佐賀県道38号)を跨いだ後・・・

↑松浦川鉄橋を渡ります。

鉄橋は右にカーブするように進んでいます。

川岸の家々の向こうにこれから合流するであろう伊万里への筑肥線が走っています。

鉄橋を渡ったのち・・・

↑トンネル(久保トンネル)を抜けて行きます。

(※「久保トンネル」はGoogleマップで知りました)

トンネルを抜けて少し行き・・・

↑伊万里方面への筑肥線とアンダークロスします。

↑これをGoogleマップのストリートビューで見たもの。

緑のガーダーが筑肥線。

その下が唐津線。

↑アンダークロス直後に青い屋根の建物が左手に見えます。
(Googleマップの航空写真で見れます)

↑立体交差後、筑肥線は一旦国道203号線に沿うように大回りして行きます。

↑そして、左手の擁壁辺りから筑肥線と並ぶように行きます。

しばらく進み、本牟田部駅に到着します。

↑本牟田部

累計30.1km、前駅(相知)から4.1km

単式ホーム1面1線の駅。

無人駅で、駅舎はありません。

車窓左手に田園風景が広がっています。

↑本牟田部停車中の右手車窓。

右手の線路は単線並列の筑肥線です。

その向こうに国道203号線が走っています。

国道を走っている車や歩行者から見れば、「複線なのに片側しかホームがない変な駅」と思われがちですが、唐津線と筑肥線の単線並列なのでこのようになっています。

↑本牟田部駅を発車。(ここより右手車窓)

歩道橋の下を行きつつ、筑肥線と国道203号線と並行して行きます。

この歩道橋の出口が本牟田部駅の傍らにあり、国道側からのアクセスがしやすくなっています。

↑山本駅が近づくにつれ隣の国道が上り勾配となって線路から少し離れ・・・

↑そして国道203号線とアンダークロスします。

↑そこから少し進み、山本駅構内へ・・・

       ↑山本

累計32.9km、前駅(本牟田部)から2.8km

単式ホーム1面1線+島式ホーム1面2線の計2面3線を有する駅です。

伊万里方面への筑肥線の起点駅ですが、無人駅です。

昔は唐津線と筑肥線とが交わる駅でした。

昔の筑肥線は博多駅(国鉄)を起点として姪浜~虹の松原間は現在と同じルートを辿り、虹の松原駅辺りから松浦川河口付近に向かい、松浦川河口付近にあった東唐津駅(初代)でスイッチバックした後、この山本駅を経由し、本牟田部駅辺りまで唐津線と並走、その先で唐津線を跨ぎ、伊万里駅まで行っていました。

その当時は伊万里駅から松浦線(現・松浦鉄道)に入り、佐世保や長崎まで行くことができ、急行が走り、博多〜佐世保、長崎への別ルートとしていました。

唐津市中心部の唐津駅から、この駅で乗り換えて、博多方面や伊万里方面へ向かっていました。

また、山本駅で乗り換えなくとも、この先の唐津駅から直接バス等でターミナルであった旧東唐津駅へ向かうという手段もありました。

1983年の筑肥線電化で虹の松原〜旧東唐津〜山本間は廃止され、姪浜〜唐津間と山本〜伊万里間に分断されました。

山本~伊万里間の筑肥線はその名残です。

尚、伊万里方面への筑肥線列車は唐津駅や西唐津駅とを行き来しており、この山本駅では折り返しません。

【同名駅情報】

こちらが山本(佐賀県)

他に同名駅があります。

山本(兵庫県)・・・兵庫県宝塚市の阪急電鉄宝塚の駅

※乗換案内を使用の際は注意

↑山本駅を出た先。

白いガードレールの道路がかつての筑肥線だったと思われます。(おそらく・・・)

↑しばらく行き、車窓右手に松浦川が見えてきたら鬼塚駅に到着します。

         ↑鬼塚

累計36.6km、前駅(山本)から3.7km

島式ホーム1面2線の駅で、無人駅です。

駅舎はなく、山本駅寄りにある構内踏切により出入りする駅です。

松浦川の畔にあります。

↑鬼塚駅を発車。

少しの間、松浦川沿いを行きます。

↑少し行き、この踏切を越えた先から唐津駅高架に入ります。

↑右手のユニクロを越えた先、国道202号唐津バイパスを跨ぎ、唐津市街を突き進んで行きます。

↑右手のコスモス(ドラッグストア)の横を通った先、筑肥線高架が見えてきます。

姪浜からの筑肥線です。

↑セブンイレブンの横を通った先に見える高架の駅が筑肥線の和多田駅。

↑和多田駅付近を通過。

筑肥線が徐々に近寄ってきます。

↑ここで筑肥線と合流します。

↑合流してしばらく先、ふるさと会館アルピノが右手真横に見えたら、唐津駅に到着します。


  ↑唐津【JK20

   【累計40.3km、前駅(鬼塚)から3.7km

島式ホーム2面4線を有する高架駅。

姪浜起点の筑肥線の終点駅で、大半の列車は次の西唐津駅まで行きます。

JR九州の系列会社、JR九州サービスサポートによる終日駅員配置の業務委託駅であります。

尚、みどりの窓口の営業時間は7:30~9:00と16:00~19:00で、年中無休となっています。

唐津線の駅で、この駅と次の西唐津駅の2駅のみが駅ナンバリング(JK〇〇)が設定され、交通系ICカードの利用が可能な駅です。

そしてこの両駅間のみ、電化されています。

旧東唐津駅が筑肥線のターミナル駅として機能していた頃は、ここ唐津駅は唐津線の中間駅に過ぎず、バスまたはタクシーで旧東唐津駅に出て、そこから博多方面か伊万里方面へ向かっていました。

先述の如く、山本駅で筑肥線に乗り換えるという手段もありました。

↑唐津駅舎。

えきマチ1丁目唐津という、JR九州の系列会社が運営するテナント街が高架下にあります。

次の唐津~西唐津間に続きます。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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