京都母性衛生学会の学術集会に行ってきました。

特別公演で、

骨盤位や双胎の経腟分娩の話をされていて

面白かった(演者の先生のお話の仕方がうまかったのもある)んだけど、

結論として

昨今は骨盤位とか双胎って、帝王切開がスタンダードだから、経腟分娩の介助の経験値がとにかくなくて、できない医師が増えてきた、これはこのままでいいものなのかどうか。

という話(できたら経腟したらええのに、とまでは言っておられません)。


これを聞いて私なりに感じたこと。

骨盤位や双胎でも、経腟にこだわる理由ってなんなんでしょうね。

そりゃ自然分娩に越したことはないけど

安全と天秤にかけるとどうだろうかと。


あと、

もしやるとなったとして、

双方(経腟、帝王切開)のリスクとベネフィットを、どの程度妊婦さんただのご家族か理解できるか。

最終的な選択ってやっぱり産む人のはずなんだけど

今日の学会ではその辺がほぼなかった様な。。。

満足度ってどうなのかとか

産後の出血とか

帝王切開率が高いことがなんだかよくないことの様に見える世間ですが、

結局は母子共に健康にお産をおえられることだとおもうし、どういう形のお産であれ、本人さんが満足していたらそれでいいとは思う。

自然分娩できるならしたいって思うと思うけど、

その施設のマンパワーやシステムにもよるしね。


まぁ様々なことを感じましたが、

一番思ったのは

うちの病院でやるとか言わんといてや、です。。