昨夜、Xでこんな投稿が挙がってきました。
要約すると、
「私は妊娠中は母乳で育てることに全然こだわりがなかったし、まったく情報収集をしなかったがそのことを今とても後悔している。
産後、入院中から赤ちゃんがうまく吸ってくれない中、哺乳瓶の乳首をつけて吸わせていた。
が、結局分泌が増えることなく、退院し、
混合栄養なら日齢×10足すように言われて退院。
直母がどうしたら吸える様になるかわからないままで退院し、結局人工乳の補足は増える。
1ヶ月検診でも授乳の様子を聞かれることはなかった。
そして2ヶ月で完全に赤ちゃんが母乳拒否をする様になってしまった。
なので結局完全ミルクになってしまったけど
母乳をあげたかった、一度も母乳だけでこの子のお腹をまたしてあげられなかった、こんなことでアイデンティティが崩れるとは思わなかった、乳頭混乱なんて知らなかった、(云々と辛い気持ち…。)」
そして、
そのリプに、
「私も同じ経験をしました!」という発言のどれだけ多かったことか。
直母を拒否されるって
ほんとにモチベーションむちゃくちゃ落ちるんですよ。
そこまで母乳をあげることにこだわりがない、って妊婦さんの時に言っておられたとしても、
実際には臨床でお話ししていたら、産後はやはり出るなら母乳をあげたいって思っている人が多いと感じます。
そこで
こちらがいかに適切に支援できるかって
本当にすごく大きくて、
私はそういうところでIBCLCとしての存在価値って出てくるんだと思います。
母乳で育てたいと思っている方が、
思った通りの母乳育児ができているという成功体験ってすごく大事で、これから長ーい期間育児をしていく上での最初の体験としてむちゃくちゃ大きいと思います。
時々このツイートを読み返して頑張らねば、と私は自分を鼓舞するよ。
あと
哺乳瓶の乳首はニップルシールドがわりにしちゃダメだし、乳頭混乱を防ぐ要因には全くならんどころか、むしろ悪化させると言われています。
乳頭混乱を防ぐって本当大事やけど、実はこちらの支援の仕方次第で全然治せる。
自慢やけど
私は乳頭混乱を解決できて結構いろんな褥婦さんから感謝されていますしね。
やり方は沢山ある。
私たちがどれだけその方に時間をかけて支援できるか、それに尽きる。