レールクリーニングカー(その2) 20200406 | 鉄道模型「スーパー特急”鉄模の日々”」

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1/80スケールの鉄道模型(16.5mm・13mm)の製作を中心とした、マイモデルの日々の製作工程をご紹介しています。車両工作を中心に、レイアウト製作や乗り鉄・撮り鉄など、気ままに書いていきます。

今回はレールクリーニングカーの続きです。


クリーニング装置(ローラー)の当て板を作ります。
0.3ミリ厚の真鍮板から作りました。

先ずは所定のカットするラインと曲げるライン、それと一ヶ所の穴開け位置をマジックで書き入れました。
穴開け部分は既に穴開けが済んでいます。
カットしてから穴開けするよりも、先に済ませてしまった方がやりやすいためです。

金切バサミを使ってカットしました。

バイスにくわえて、印を付けた折り曲げ位置で折り曲げます。


さらにZ形に折り曲げます。

手で適当な位置まで鋭角に曲げます。

再びバイスに挟んで鋭角に曲げた部分を平らになるまで、ハンマーを使って叩きます。
画像は直接叩いているようになっていますが、実際には間に厚めの金属板を挟んで叩いています。そうした方が綺麗に曲がります。(直接叩くと潰れて板が伸びたり薄くなってしまいます。)

こんな形の当て板が出来ました。

クリーニング装置のローラーです。
左側がそのローラーです。
こんなものは市販はされていません。
知り合いの金属加工工場で特注し、作ってもらいました。
右側はローラーに布を巻いたものです。これにクリーニング液を染み込ませて使います。
布は台所で使うフキン(ダスター)をローラーの幅に合わせて細く切ったものです。
長さはローラーを三巻程度できる長さがあれば大丈夫です。

当て板を貨車の床に取り付けます。
クリーニングローラーも入れてみました。
ローラーの回りが固ければ、穴の幅を少し広げる必要があります。
上のものは少し固かったので、当て板を一旦外して、床板をヤスリ掛けして拡げました。

3両作りました。

ウエイトを載せます。
私はナットを接着しましたが、何でもよろしいです。

これで完成です。



これらを機関車に引かせるか、押す形で運用すれば、中のローラーがコロコロ回ってレールクリーニングを行います。

あまり軽いと脱線しますので、ウエイトの加減は調整する必要があります。

現在、コロナウィルスの関係で休止となっていますが、再開されましたら長良川鉄道関駅のジオラマレイアウトで使います。