いよいよ、2024年も残すところあとわずかとなりました。
年末のあわただしいなか、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。

今年、当ブログはできるだけ最新のニュースを中心にお届けして参りました。
個人的にいちばん気になったのは(当ブログではちょこっと触れた程度でしたが)、クレジットカード(以下、クレカと略す)のタッチ決済で乗車可能な鉄道やバス路線が、広がりを見せていること。

今や32都道府県、およそ130の事業者で導入(2024年10月現在)。
なかでも注目が、JRを除く関西圏の民鉄や地下鉄など。
日本で初めて実証実験の形でタッチ決済を導入した南海電鉄をはじめ、2024年10月末からは大阪メトロ・近鉄・阪急・阪神の大手4社・計548駅で一斉に稼働。
現在、関西では約20社局でタッチ決済が利用可能となり、まさに関西一円を網羅するサービスになったのです。
まあ関西の民鉄では以前から、交通系ICカードでは大手唯一の後払い式「PiTaPa(ピタパ)」があり、関西圏の住民にはPiTaPa提携クレカで改札口を通るのは割合になじみになっていた面もあるのですが、今後は新たにPiTaPaに登録しなくても、また提携クレカにとらわれなくても、自分がポイントをためているお手持ちのクレカがタッチ決済に対応していれば、それを使って電車に乗ることができるようになっています。

その一方で首都圏では、交通系ICカードの雄「Suica(スイカ)」一強の趣もあるのでしょうか、特に鉄道のほうではさほど普及は進んでおりません。
そんななかでも、世田谷線を除く東急全駅で2024年5月から、同年11月からは京王電鉄の全駅でも、自社の路線内の利用に限り、タッチ決済が可能に。
また同年12月には横浜市営地下鉄やみなとみらい線のそれぞれ全駅、さらに西武鉄道・都営地下鉄・京急電鉄のそれぞれ一部の駅でも、タッチ決済のサービスが始まっています。
*首都圏の場合、ここに挙げた社局は正確には「実証実験中」

航空会社系のクレカでマイルをためている自分としては、正直このサービスの登場は、願ったりかなったりのこと。
Suicaが付帯しているクレカは、航空会社と提携している一部のカードでしか、ポイントをマイルに換えることはできません。
ですから、首都圏でもクレカのタッチ決済で乗ることができる路線が増えている、という話を聞いたとき、自分もいつか、このサービスを利用してマイルをためたいなあと思っていましたら、先日その機会は、思いがけずも早くやってきました。

やむにやまれぬ事情があって、JRではなく京王線を利用しなければならなくなったときのこと。
手持ちの定期券は京王線は範囲外でしたので、とりあえずはうちから一番近い京王線の駅まで行き。
また、目的地は京王線が乗り入れる都営地下鉄新宿線の駅でしたが、京王線の路線内でしかタッチ決済は利用できないとのことなので、いったん新宿駅で降り、あらためて都営地下鉄線に乗ることに。
*新宿駅より笹塚駅のほうが乗り換えが楽でしたけどね

ラッシュ時の混雑のなか、さらに京王線の乗車駅・新宿駅とも、改札機のクレカタッチ決済の位置がちょっとわかりにくかったのですが、無事に決済を済ませ、約束の時間にもなんとか間に合いました。
一応、モバイルSuica(定期券)を持っていて、それを使えば手間も時間も遙かにかからないのはわかっていましたが、その分定期券外のSuica残額が減るのがイヤで、また、何よりマイルをためたかったので…(苦笑)

JR東日本は2024年夏に「Suica経済圏」構想を正式発表。
「えきねっと」や「モバイルSuica」など、これまでバラバラだった系列の各種IDを統合、さらには銀行サービス「JRE BANK」の利用促進や「Suicaアプリ」の公開(2028年予定)などを通して、鉄道に限らずより生活のなかで便利に使える「Suica」を目指していくようで。
現時点では、いわば「クレカによるタッチ決済」とは一定の距離を置くのではないかと思われるのです。

まあ以上の感想はあくまで「予測」なので、今後どうなるかはわかりませんが。
自宅も勤務先も最寄りがJR東日本の駅で、買い物を含めた生活圏がほぼJR東日本のエリア内で収まってしまう自分は、クレカのタッチ決済を電車利用に使う機会は決して多くないのですが、2025年以降も、この動きを見守っていきたいと思います。