女性は60歳から入会できた時代に「ジパング倶楽部」の会員となり、現在は隔月で同倶楽部の会員誌が届いています。
先日届いた最新号では、各地の鉄道に関係する桜の名所案内が特集されていました。
そのなかで最もインパクトが強かったのは「5秒の桜」なるところ。
「えっ、どういう意味なの!?」
記事によると、その桜がある場所は、西九州新幹線の沿線。
嬉野温泉~新大村間にチラリと桜の園が見えます。
トンネルとトンネルの間を猛スピードで駆け抜ける新幹線の窓から見えるチャンスは、文字通り、わずか5秒ほど。
花期でもぼんやりしていると、うっかり見逃してしまいそうです。
新幹線のルートに決まったことをきっかけに、十数年前より地元の人たちが乗客を歓待しようと耕作放棄地だった急斜面に苗木を植樹したのがこの名所の始まり。
その後も桜の木は増え続け、今では800本が咲き誇る一大スポットとなっています。
もちろんクルマでも行けますが、新幹線のトンネルが連続する区間、一瞬明るくなった車窓に広がる夢のような光景。
刹那に思いがけずも花見が楽しめるというのが、「5秒の桜」の醍醐味といえるでしょう。
近くには日本さくら名所100選のひとつ、大村公園があります。
城跡を利用してつくられた公園で、国指定天然記念物のオオムラザクラをはじめ、さまざまな種類の桜が見られるようです。
実は個人的に、大村公園は行ってみたいと思っている桜名所のひとつ。
長崎は数年前、市街地に点在する史跡をめぐるローカル番組に感化されて訪れたことがあるのですが、そのときは飛行機で往復。
「5秒の桜」と一緒なら、新幹線に乗るのが前提になるのでしょうけど…やっぱり、全線開業を待ちたいものです。
「ジパング倶楽部」の会員誌には、このほかにも各地の「鉄道と桜」の情報がいっぱい。
瀬戸内海を間近に望む風景の美しさで、今や一般の人にも広く知られている予讃線下灘駅付近も、桜の木が多いところ。
このあたりも桜の時期ではないのですが、国鉄線乗りつぶしの折のほか、ちょうど40年前、予讃線支線と内子線が「山線」扱いで開業したときや、あるいは取材で訪れたこともあったのですが、なぜかいつも天気には恵まれず(温暖な地域なのに、雪に降られたことも)…いまだ、青い海と小さな駅が織りなす絶景には出合ったことがありません。
さらに福島県を走る磐越東線沿線や(以前、雑誌の取材でいわきの水族館や周辺の紅葉を紹介する企画で、同線の夏井駅近くに宿をとったことがあります)、三浦綾子の小説の舞台となった北海道塩狩峠の最寄り駅、宗谷本線塩狩駅(そういえば乗りつぶしのとき、塩狩駅近くのユースホステルにも泊まったりしました)も、桜の名所として「ジパング倶楽部」の会員誌に紹介されています。
昔の思い出を語るたびに、旅への欲求は募るばかり。
今の勤めの仕事では、まとまった休みをとることがなかなか難しい状態にあるのですが、落ち着いたら桜に限らず、また国内外問わず、旅を楽しみたく思っています。
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