刺青 | たまには僕しだい
◇ 刺青 ◇


若尾文子映画祭にて刺青を鑑賞。
1966年の作品。
質屋のお艶が駆け落ちし、
結ばれぬ恋愛映画と思ったら衝撃の連続。
裏切り裏切られ、騙しあいを続け、
恨みが増幅していき
ストーリーは驚くほど思わぬ方向に進む。
背中に彫られた女郎蜘蛛に憑りつかれ、
強く欲深くなっていく様は大迫力で
仕草も態度も声色も変わっていく。
絶対的な美しさと可愛らしさ、
強さも儚さも持ち合わせる若尾文子さん。
これまでもこれからも現われない女優。