わたしは無農薬・無肥料野菜の流通・販売、自然食料理など一般のスーパーなどにない物を取り扱っている関係から、値段が高いものが多く、提言する内容も比較的高額のものを紹介するのでどうも食いつきが悪いのですが、 YouTubeで「ケチケチ生活のすすめ」というシリーズをやったところ、他の動画よりひとまわり大きな反響がありました。
お金を使わない生き方が世界を救う
https://www.youtube.com/watch?v=DNK5fMMP640&list=PL5mrFlw7tTJ2uiOMrz7ganuT4k_Vzgmyx
今回は物価高にも十分対応できるので、この動画の内容を文章にして紹介していきます。
わたしが考える「けちけち生活」とは
・資源を使わずになるべく自然に近い生活をすること
に尽きます。なので
・割引商品をたくさん買う
・特売日にものを買う
・クレジットカードの入会特典を集める
・安い時に旅行をする
などの節約法は、ちょっと違うと思います。
1.食費を抑える
以前提言した、少食・菜食にも通じますが、ダイエットも兼ねて食べる量を控え、肉魚少な目の菜食にするだけでグッと出費が抑えられ、間違いなく健康のほうに傾きます。ひもじくなってかえってストレスが溜まるという意見にはこう反論します。現代人は、タンパク質・脂質・炭水化物の3大栄養素は十分足りているので、足りていないビタミン・ミネラルを脳は「栄養不足」だと勘違いして「もっと食え」と指令を出しているのが肥満の原因です。少食でも野菜中心ならビタミン・ミネラルが充足するので、腸よりも頭の悪い脳もさすがに満たされて「もっと食え」とは言いません。これはあれだけ異常食欲だったわたしがこのやり方で「食への執着」から開放されたので万人に当てはまります。肉よりも魚のほうにミネラルやよい油は多いので、ちょっと不満足なら、イワシやさば、さんまなど小さな魚を摂るといいです。
2.光熱費をケチる
部屋を夜照明だらけにして生活していませんか?
夏の冷房、冬の暖房、過剰じゃないですか?
お金持ちの研究で有名な本田健さんは、出世作となった「ユダヤ人大富豪の教え」の中で、(ホームステイしたユダヤ人の)お金持ちから言われたこととして、水でも電気でも必要以上使わないように厳しく言われたと書いています。普通お金持ちは水道代や電気代をケチるほど逼迫していないですが、ケチほどお金持ちという言葉もあるように、そういう生活習慣がお金が溜まるもとかも知れません。資源の節約、地球環境にとってもいいことです。冷暖房に関しては、わたしは2011年の福島原発の事故の後、アフリカに行って電気がほとんどない、水も井戸まで汲みにいく生活をして、熱帯でもエアコンなしで生活できるという自信がつき、日本に帰ってから、エアコンのプラグを抜き、夏は扇風機のみ、冬は電磁場対策も兼ねて小さなカセットガスストーブのみ、電気は自分がいる所だけをつけるようにして、こまめに消すということを徹底しました。最初は家計が逼迫していたのでそれから始めたのですが、その生活を10年もすると、身体が暑さや寒さに順応し逞しくなり、人一倍寒がり、暑がりだった自分が外出先の冷房や暖房に嫌気がさすほどになりました。電気代も驚くことなかれ、月に1,000円台か2,000円台で済みます。昨今の猛暑でもノーエアコン生活を都会で続けていますし、汗が出るようになって、それが冷房で身体を冷やす生活よりも気持ちがよく、慣れればなんてことないです。
寒いのにガタガタ震えるようなケチはよくないですが、最低限満たすだけで、身体も心も財布も暖かくなるのです。
もう一つ、免疫をあげるのに体温を上げるといいということがコロナをきっかけに知れ渡ってきましたが、ベストは暖房や毛布で身体を暖かくすることではなく、寒い環境の中で自ら体温を上げるような身体にするということです。それにはぬくぬくとした環境ではなく、ある程度寒さに順応するような環境で過ごすことです。頭寒足熱という健康法がありますが、部屋全体を温めるのではなく、昔の火鉢のように自分が居る所だけを温める局部暖房が一番いいです。お風呂から上がる時に冷水をかぶれば免疫力が爆増するのでチャレンジャーはやってみてください。トイレの便座を温めるのではなく冷たい便座に座るのも慣れればなんてことはないのでそういうところからも訓練するといいと思います。
3.交通費をケチる(車に乗らない)
日本はガソリン代が高く、税金を二重にも三重にも取られるので、車ははっきり言って金食い虫です。少し前までは車を持つことはステータスでしたが、車を持たなくとも生活できる人は車を手放しましょう。今はマイカーの時代ではなくレンタカーも安いですし、ガソリン代込15分200円から借りれるカーシェアも各コンパーキング毎にあります。月額制のサブスクリプションもあります。東京、大阪の若者は公共交通機関が充実しているので車の免許を取らないと聞きました。あるデータによると生活習慣病が多いのは圧倒的に車なしでは生活できない地方の県で、東京都のほうがマイカーがなく徒歩やバス電車を使うせいか、地方に比べてそれが少ないそうです。
また、通勤でも健康のために一駅前の定期券をあえて買って歩く習慣をつけると聞いたことがあります。とても良いアイデアですね。駅や建物で、安易にエレベーターやエスカレータを使わず階段を使うことで、足腰を鍛えられ老後が楽になります。(5階以内の移動は階段を使うといいそうです)都会なら自転車(あるべく変速ギアのついてないママチャリをお勧めします)がいいです。地下鉄やバスを使わずとも都心まで行けますし、信号のことを考えると車より速いです。交通費をケチることと健康は比例しています。
⒋生活強度を上げる(家事)
今は何でも便利と快適さを求める世の中で、企業はそれを追求することで儲けてきました。しかし健康のことを考えると電化製品も必要最小限で昔のモデルを使うことである程度身体を動かしたほうがいいです。具体的にはお掃除ロボットではなく普通の掃除機で掃除をする。(結構体力使います)できればなるべく機械を使うのをやめ雑巾掛けなんかいいかもしれません。お米や食料品をアマゾンや宅配で買うのをやめ、スーパーや食料品店までなるべく車を使わずに買いに行く。(地球環境的にも断然エコロジーです)チューブに入ったニンニクやしょうが、大根おろしを使うのではなく、自分ですり下ろす。こちらの方が味が全然違って美味しいですしゴミも自然素材です。洗濯も乾燥まで全自動ではなく、自分で天日に干したり、あえて二曹式なんかいいかもしれません。
昔のお母さんは大変でしたが、健康や地球環境には良いことだったんだなと改めて思います。前述したアフリカの話になりますが、水は井戸まで汲みに行く生活強度が大きいアフリカ人は肥満体系の人が少なくみんな筋肉がついています。もちろんそんな国にはジムなんてないですし、そういう話をすると笑われます。
便利さはお金だけでなく健康や食事の味までも羽をつけて飛んでいきます。
「簡単便利は全てを滅ぼす」
これはわたしの格言です。
5.なるべく便利じゃない所の小さい家に住む
賃貸でも持ち家でも交通の便がいい所は高く維持費もかかります。
また一戸建てなど部屋がたくさんある家は子どもなど家族がたくさんいる時はいいですが、一人暮らし二人暮らしになると部屋が余って掃除や維持が大変になります。
節約という意味でも、身の丈に応じて部屋数を減らし、前述したウオーキングも兼ねて駅や買い物拠点から少し離れた安い物件にするのは損しているようで得かもしれません。
都会から離れた庭付き一戸建てなら安いですし、そこで家庭菜園をすれば食費も賄え運動にもなり癒しにもなります。
6.水やお湯だけですべてを洗う
わたしは家庭から出る石油洗剤(界面活性剤)が少なからず生き物を殺し環境を破壊していると思っています。石鹸も最終的には分解するものの環境にいいとは言えないと思います。わたしはアフリカから帰ってきたら発酵食品を家で作ることにハマり、微生物にとって良い環境を追求していったら、自分の家から殺虫剤がなくなり、シャンプーやコンディショナー、合成洗剤がなくなり、最終的には石鹸すらなくなりました。(髭剃り用に風呂場に1個あるのみです。髭剃りムースも使いません)
これらは値段的にも安く家庭の節約にはそれほど大きな効果はないかもしれませんが、環境破壊に加担しないことと、生活していて微生物が喜んでいるのが実感できます。同じ空間で作っている味噌や発酵ドリンクもびっくりするくらい美味しいですし、高値でも売れます。洗濯はマグネシウムを選択ネットで二重に包み、つけ置き洗いをするだけで洗剤と変わらない洗浄力で洗えます。(漂白だけが難点です)食器洗いは着なくなった服を10cmに切ってウエスを作り油汚れはそれで拭いて後はアクリルたわしでお湯で洗うだけでキュッキュッという洗い上がりになります。お風呂は、髪の毛はいわゆる湯シャンですねお湯で少し念入りに洗うだけでフケ知らず頭皮にも優しいです。身体もお湯だけで洗います。ゴシゴシ擦りません。毎日入ります。体臭を指摘されたことは一度もありません。
洗顔はお湯さえも使わず基本的に水だけでやります。洗顔料も一切使いません。うちにはティッシュペーパーがなく、10~20cm角に切った古着のウエスか新聞紙の細切れで代用しています。トイレだけはペーパーを使っていて、掃除は薄い塩素水に浸したブラシで洗っていますが、ゆくゆくは手で拭くとか新聞紙で拭くとか完全に買わない生活を実現させたいです。
6.服は厳選して数を減らせ
アフリカにはファストファッションの墓(ネットでキーワード画像検索してください)というのがあり、先進国で安く売られ売れ残った服が谷に丸ごと捨てられています。服を作るのにもバングラディシュなどで子どもが一日12時間ほど低賃金で働くから、日本で1,000円以下でもおしゃれな服が買えるのです。どんなにおしゃれでも服を次から次にたくさん買うのは罪だと思います。
本当におしゃれな人はジーパン一つを買うにも何時間もかけて吟味して買うと聴いたことがあります。今や奥ゆかしいことかもしれませんが、何ヶ月も前から買いたい服を一つ決めて、そのためにお金をためたり、様々な妄想をしながら決まった日に自分へのご褒美で買う。そんなような価値観が見直されるべきかもしれません。
本当は、職人さんがオーダーメイド的に手作業で作っている服屋さんで応援という意味でも買うのがいいのですが、一着数万円しますし失敗も許されなくなるので、今やミドルクラスのブランドとなったユニクロでも、またはGUでもいいので、自分のサイズに合った頻繁に着れる服を何度も試着して一日がかりで買うといいかもしれません。一度着たら二度と着ない服をなくしましょう。わたしがここ数年ハマっているのはブックオフ・スーパーバザールという古着も売っているブックオフに一日いて自分が本当に必要な服を何度も試着して必要なものだけ買うというやり方です。古着というだけでブランドものを含め値段が十分の一くらいで買えますし、ノンブランドなら数百円でもおしゃれなものが買えます。点数がとにかく多いのでサイズや色が選べます。コツは都心に近い店を選ぶことです。名古屋なら栄、福岡なら天神。なぜならそういう店は基本的に買い取った所で陳列するので、おしゃれな人や人口が多い所は良い服が選び放題です。その際くれぐれも気をつけるのは買いすぎないこと。古着でもエコの意識を持つことは大切だと思っています。
7,素材のいいものを長く使うのが最もエコ(エコノミー&エコロジー)
わたしは若い極貧の頃からケチケチ生活を研究してきて、一つの仮説で百均ショップなど激安のものを長く使うのが最も経済的ではないかと実験したことがありますが、百均ショップの100円の商品はなぜ安いかというとそれだけ安いプラスティックを使っているのですぐ割れたり劣化してかえって出費が多くお金がかかることに気がつきました。
またリサイクルもので選択の幅が狭く、自分が望まずに買ったものは使うのが嫌になって放置という結果になることが多かったです。
様々な実験をしてわかったことは、家具など特にそうですが、べらぼうに高いものでなくていいので、素材・実用性・自分にとって本当に必要かなど吟味して、そこそこの値段を出して買ったものは何年も何十年も使って、かえって出費が減りエコノミーなのと当然環境にも優しくエコロジーだということです。一定水準以上のものは大体年月を重ねると愛着が出てきて手放したくなくなるものです。安いや望まずに買ったものは壊れたり飽きがきてかえって不経済で何度も買うので環境に優しくないです。
本当にエコな人はブランドものを何年も着たり使うという格言がよくわかりました。
以上偉そうにつらつら述べましたが、コツは
・お金で解決しないこと
・なるべく時間をかけること
・便利さと真逆のものを目指すこと
です。
要は昔の人の生活に戻るだけなのですが、こういう生活をして身体が丈夫になるのとセンスも磨かれ、様々な犠牲が少なく体内体外の微生物たちが喜ぶのが感じられるので一度やったらやめられないです。ミニマリストという風に言われたりもしますが、制限されているようであまりその言葉は使いたくありません。
生活面はお金をかけないことが健康や環境保全につながることはまず間違いがないです。
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