データ解析の基礎知識をおさらいしておきます | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

データ解析の基礎知識をおさらいしておきます

1月半で400km歩きました!夏に向けての体力はついたと思います。


 おはようございます。6月の歩行距離がちょうど300kmになりました。毎日10km歩いたことになります。

 体力が落ちてくると新しいことを始める気力もなくなって面倒臭くなって来ます。なので、まずは体力作りをしっかりやります。

 ちなみに5月半ばから400kmは歩いたので、体重は2kg減っただけですが、ウェスト周りも3-4cm細くなりました。その分足腰に筋肉がついた感じです。
 
 血圧も10mmHgくらい下がって120-80mmHgくらいです。足の血行が良くなって足裏の冷えも良くなっているようです。

ゴルフ場を18ホール歩くと大体8-9km歩くことになります。来週からまた軽井沢で合宿を行いますので、選手と一緒にコース内を歩いて、対話をしながらアドバイスしたいと思っています。

 若い世代の選手たちと一緒にいますので、動かずに文句ばかり言うようにならないように気をつけたいと思います。

 黙って動いてしっかり若い選手たちをサポートします!







ヨーロピアアマはドイツ人選手が優勝!


 ★ヨーロピアンアマチュア選手権はドイツのマティアス・シュミッド選手が優勝しました。
2位に2打差でスタートした最終日の1番でバーディー、4番でイーグル、難しい7番でもバーディーで、9番をダブルボギーとしたものの前半で2位に4打差をつけました。

バックナインでもバーディーを取って、最終ホールを4パットしたものの、15アンダーまで伸ばして3打差でドイツ人2人目のヨーロピアンアマチュア選手権の勝利。

来月の全英オープンの出場権を獲得しました!

 日本人選手のケイタ君たちは全英オープンの出場権獲得はなりませんでしたが、出場したことが財産ですね。

 サッカーの選手たちもヨーロッパの選手たちに揉まれてレベルを上げています。まずは、試合に慣れて、数年後に勝てるように成長してもらったらいいと思います。

 ※大会期間中の動画を貼っておきます。ヨーロッパのアマチュア選手のトップレベルのスイングやプレーが見られます。

てんとうむしMATTHIAS SCHMID WINS EUROPEAN AMATEUR CHAMPIONSHIP

◎2018 European Amateur Championship - Day 1 highlights(動画)



◎European Amateur Championship - Day Two Highlights(動画)



◎2019 EUROPEAN AMATEUR CHAMPIONSHIP - DAY 3 HIGHLIGHTS(動画)



センスのいい子は感覚でクラブ軌道を修正しています


 これから合宿が続きますが、データ解析の基礎知識として、1つ解説しておきます。

 スイングプレーンとアタックアングル、クラブ軌道は密接な関係にあります。

 このは初心者でも理解してから練習するのと、理解していないのとでは全然上達が違います。

 データは1つ1つ見るのではなく、このように幾つかのデータを組み合わせて見るのがいいですね。


 例えば、スイングの最下点でボールを捉える(Attackangle=-0.1度)と、スイングプレーン(SwingDir=1.3度)とインパクトの時のクラブ軌道(Club pass =1.5度)がほぼ同じ数値になります。




 これをアッパーブローで捉えるとクラブ軌道は外側から修正されて、インサイをアウトの軌道もストレートに修正されたりします。

 これは中学生のおうきくんのデータです。まだ成長期ですので、クラブは横からは入って極端にインサイドアウト(SwingDir=8.4度)になります。

 彼はこの軌道をボールをアッパーに捉える(Attackangle=8.5度)ことによって、ストレート(Club pass =1.1度)に修正しています。

 数値を見なくても彼なりの経験とセンスで修正しているのでしょうね。この方が感覚的にまっすぐ飛ぶと分かるようです。

 この辺に彼の才能や選手の良さを感じています。

 この間の試合はちょっと調子が悪かったようですが、アッパーブローを3度ほどレベルに修正したのでややインサイドから入ってしまったのでしょう。

 レベルに修正する際はスイングプレーンも合わせてストレート気味に修正する必要がりますね。また今度データ解析のやり方を教えていこうと思います。







1つのスイングプレーン上にクラブ軌道は3つあります。


 逆にボールをダウンブローに捉えるとクラブ軌道はインサイドからに修正されます。

 ストレート軌道はインサイドアウトに、カット軌道はストレートとに修正されます。

 なので、ダウンブローに打つ(Attackangle=-6.3度)アイアンは、やや開き気味に構えて、カット軌道(SwingDir=-7.9度)にしないと、ボールに対してクラブがストレートに(Club pass =-0.9度)入らないことが解ります。

 みなみちゃんはこのあたりの打ち分けのセンスが大変いいので、どのクラブもストレート軌道で入ってきます。

 センスのいい子は、あえて教えなくても感覚で軌道を修正できるようです。







1つのスイングプレーンにクラブの軌道は3つあるのはこう言うことです。

 小学生のうちからデータを遊びで見慣れておきたいですね・・・

 これらを理解して練習すれば上達も早いです。明日からの合宿ではこのポイントももう一度おさらいしたいです。

 来年度入学希望の中学生も参加予定です。彼らにもここはしっかりと教えておこうと思います。