次世代のホープたちがマスターズにチャレンジ!
アジアからは金谷拓実選手!ラテンアメリカからも出場します!
おはようございます!マスターズに出場する選手たちの最新情報が、ネットにもたくさんアップされていますね!私もアマチュア選手たちについて経歴など調べてみました。
昨日、メディアインタビューに呼ばれたのは、アジアアマを優勝して出場権を掴んだ金谷拓実選手と、ラテンアメリカアマを優勝したアルバロ・オーティス選手です。
金谷拓実選手の記事はGDOのニュースサイトなどにたくさん出てますので、ここでは海外のアマチュア選手について説明しておきましょうか。
アルバロオーティス選手は、23歳のメキシコ人でNCAAのアーカンサス大学の学生でした。ラテンアメリカアマを5回目の出場で(プロ転向するので最後のチャレンジで)優勝してマスターズの出場を決めました。
Is this the year Mexico's Alvaro Ortiz finally pulls out a victory at the Latin America Amateur?
実は、この出場権を得るまでは、ラテンアメリカアマでいいところまで行きながら勝てなかった経緯があります。
初チャレンジの19歳の時の2015年は3位タイ、2017年はプレーオフで負けてしまいました。
また、2018年は、最終日をトップで迎えて最終日も69(パー71)でラウンドしましたが、19歳のチリの世界ランキングNO.1のホアキン・ニーマン(Joaquin Nieman)に最終日63(8アンダー)で5打差をつけられ逆転負けでマスターズに出られませんでした。
そして今年は最終日を66の好スコアでラウンドして14アンダー、2位と
2打差でマスターズの出場権を獲得しました。
ALVARO ORTIZ ENDS LONG WAIT TO CLAIM THE 2019 LATIN AMERICA AMATEUR CHAMPIONSHIP
昨年出場したニーマンは、史上3人目下部ツアー経験なしでPGAツアーカードを獲得!
この最終日も2位の選手が前半で4アンダーと伸ばしてきて並んでターンしたのですが、15番で2位の選手が林からフェアウェイにレイアップし損ねてフェアウェイバンカーに入れてボギーを打ってから、ようやく振り切っての優勝だったようです。
オルティスも2位の選手もだいたいラテンアメリカの選手はNCAAの大学のゴルフ部に所属している選手たちです。NCAAチャンピオンシップのラテンアメリカ地区予選のような感じですね。
ちなみに、ホアキン・ニーマンは、マスターズに出場した後、全米オープンと全英オープンに出場して19歳でプロ転向、推薦出場したデビュー戦で6位タイ(テキサスオープン)、準メジャーの「メモリアルトーナメント」でもなんと6位タイ。
PGAツアーを推薦で5試合出ただけで3度のトップ10入りを果たして、PGAツアーのシード権を獲得してしまいました。その後、2018年シーズンは8試合で4度のトップ10入りという驚異の成績です。
これで、ニーマンは、ジョーダンスピース、ジョンラームに続いてウェブドットコムツアーを経験せずに(バイパスして)PGAツアーのシード権を獲得した3人目に選手となっています。
今回は、マスターズにニーマンは出てませんが、スピース世代に続くの20歳のプレーヤーであることには間違いありません。
この“側屈”ヤバくないか!? 「チリの超新星」ホアキン・ニーマン。この名前、覚えておいて損はない!
アーニーエルスの甥っ子もマスターズ出場!
さて、アマチュアとしてマスターズに出場するには、「アジアンパシフィックアマ」や「ラテンアメリカアマ」以外に「全英アマ」の優勝のカテゴリーもあります。
アジアやラテンアメリカと違ってマッチプレー形式の「全英アマ」を勝ったのは南アフリカの21歳のジョバン・レブラ選手です。無名のアマチュアですが、おじさんがあのアーニーエルス!と聞けばちょっと気になる存在ですね。
アーニーエルスは、今年マスターズはプレーしませんが、甥っ子のサポートで会場に来る予定だそうです。
全英オープンの、マッチプレーの決勝のビデオを見てると、観客や関係者がプレーヤーの後ろをぞろぞろと歩いているんですね・・・
真後ろから友達のゴルフを見ているようで楽しそうです。
話は外れましたが、過酷な全英アマを優勝してのマスターズの出場は、楽しみに違いないですね!
Jovan Rebula ready to take Uncle Ernie back to the Masters
USアマは優勝と準優勝の選手が2人も出られます!
それから、USAアマの決勝まで行けばマスターズに出られますね。今年の決勝を勝ったのは、リッキーファウラーの母校でオクラホマ大学のゴルフ部のビクターホブランド(Viktor Hovland)選手です。
ノルウェー人として初めて全米アマを勝ってマスターズに出場します。現在ワールドアマチュアランキング3位の強豪選手です。
全米アマの時は、マッチプレー決勝でUCLAのゴルフ部のデヴォン・ブリング選手を6&5で振り切っての優勝でした。
2人マスターズに行けるのはUSアマだけですから価値が高い優勝です。
※中島くんとかアジアアマを含めて全英アマと全米アマのこのタイトルを狙えば年に数回マスターズに行けるチャレンジができますね。たぶん、本人も狙っていると思いますが・・・
今回ホブラント選手は、ノルウェー人として初めてマスターズをプレーすることになります。隣のスウェーデンにはいい選手も多いのですが、ノルウェーのプロゴルファーは少ないようです。
彼がマスターズに来る前に聞いていたオーガスタナショナルの評判は、実際にプレーしてもその通りだったようです。グリーンは信じられないくらいに傾斜はあって想像以上でした。
また練習ラウンドで発見もあったようで、例えば15番はピンが右に切ってあれば、左サイドにレイアップすれば、グリーンの傾斜を使いやすいとか・・・
一緒に練習ラウンドした歴代チャンピオンのランガーからも、コースマネジメントを教わりました。17番は、ミスしても左のほうが木の間が空いていてまだ、グリーンを狙えるとか。ティーショットは左サイドを狙え!とか・・・
水曜日の最後の調整はオクラホマ州立大の先輩のリッキーファウラーとラウンドしていたようです。初めてのマスターズでいいプレーがしたいと話していました。
The Masters: Viktor Hovland's diary, Day 1
母国の期待を背負って頑張って欲しいですね!
また、2位でマスターズに出場するデヴォン・ブリング選手は13歳で母親亡くしてその後もゴルフを続けてのマスターズ出場です。
Par3コンテストではホールインワンも達成して拍手喝采を浴びてました。ビデオはこちら↓
2019 Masters Par 3 Contest: UCLA sophomore Devon Bling wows patrons with hole-in-one
ということで、今朝は明日から始まるマスターズに出場するアマチュア選手についてコラムを書きました。
彼らの活躍も気にして見てみてください!