スコッティ・キャメロンが最新のパターについて語った。(上) | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

スコッティ・キャメロンが最新のパターについて語った。(上)

アメーバ「パッティングに必要なのは3つの要素です。」

 みなさんこんにちは!今週は、静岡に行く予定でしたが、疲れていたので予定を変えて
 都内でゆっくりしながら体力の回復を待っています。
 
 週末からマレーシアに行くので、ここで無理して病気になったら皆さんに迷惑をかける
 ので・・・で、青山で起業した10年前からお世話になっているデザイン事務所でのんび
 りコラムを書いています。

 米国のゴルフウィークのサイトをみていたら面白そうな記事があったので翻訳しておき
 ました。



アメーバ「スコッティ・キャメロンが最新のパターについて語った。」

 今や「スコッティキャメロン」は、高品質のパターの代名詞にもなっています。そして
 彼のパター多くのトッププレーヤーに使われているのはよく知られている事実ですね。

  これまでも、タイガーウッズからフィル・ミケルソン。ブラッドファクソンからジョー
 ダン・スピースなどみんなキャメロンスタジオに足を運んで、パッティングストロークを
 細かく、精密に調べてきました。

 そして、キャメロン自身や彼のスタッフがパターを彼らの製作してきたのです。今年54
 歳になるキャメロン氏が最新のパターに関するインタビューがゴルフウィーク氏に掲載
 されました。

 てんとうむしScotty Cameron talks Justin Thomas, trends in mallets and more



アメーバ「流行りの計測機器だけではパッティングを理解するのは難しい」

-GW 「最近、シンプルすぎる質問ほど答えるのが難しいことに気がつきました。笑
  さて、答えるのが易しくない?質問ですよ。「あなたはプレーヤーにどうやってパター
 をフィッティングするのですか?」

ーSC 「先ずは、第一に目の位置ですね。例えば、CDやDVDを地面に置いて、その穴の中
 にボールを落として、目の位置がどこに来るのかを調べます。私たちが22年間調べてき
 た結果から言うと・・・

 これは今まで言われてきたボール位置に対するセオリー(目はボールの真上)ではないか
 もしれませんが、世界のベストなパターをアドレスしたの時に、プレーヤーの目の位置は
 ボールの内側(ボールは目線の外側)にあるのがベストです。」

「今は多くの人たちがトラックマンやそのほかのデータ解析機器でボールの転がりを測定し
 ています。それはそれで重要ですが、パッティングにおいてはプレーヤーのセッットアッ
 プと目の位置がパターのストロークを決定することがわかってきました。」

「機器でストロークやセットアップを調べたり、プレーヤーの肩の位置や脚の状態、スタン
 スなどを調べる代わりに、単にボールを見るように指示するだけで変化が現れるのです。
 言い換えるとプレーヤー自身がパターに影響を与え、パターがボールに効果を与えるの
 です。」

「だからと言って、あなたはボールだけを見ればいいのではありません。体のセットアップ、
 目の位置、パターの3つを常に見て行く必要があります。私は理論を持っていますが、私
 がスタジオで持っているツールを使って、それらの事実を証明し、その事実を世界の最高
 のプレイヤーと共有することができます。」

 てんとうむしScotty Cameron talks Justin Thomas, trends in mallets and more



アメーバ「世界中に誰一人として同じストロークをする人はいない」

ーGW ドライバーに関していえば、理想的な数値でフィッティングすれば、最適な距離を
 得られますね?でも、パッティングに関していえば、理想的なフィッティングのやり方
 はないと言うことでしょうか?パターフィッティングが正しく評価されていないと言う
 ことになりますか?

=SC 「おそらくそうですね。でもジムフューリクやジャスティントーマスであれ、まずは
 パターでボールを打たなければいけません。例えば、フューリクが左を向いてアドレスを
 していて、テイクバックも外側に上げています。それに彼自身は気づいていません。」

「でも、スイングと同じように彼は下ろす時にループを描いてボールを正確にとらえます。
 もし、私が、彼のテイクバックが外に上がっているので軌道を治すようにアドバイス
 するかと言うと?それはやりません。彼は、彼のやり方でパターは入り、それを正確に
 反復できるのですから。」

「フューリクに限らず、タイガーであれパーマーであれ、今まで誰一人としてほかの人と
 同じストロークを見たことがありません。全てはパッティングであり、同じボールを打つ
 作業なのです。でも、私はもっとコンスタントにストロークする手助けをできるのです。」
 
 もし、私たちが誰かにパターを与えると、そのパターが適正な長さで、目の位置が適正
 だったとすると、パターがセットアップを決め、セットアップがバックストロークを決め
 ます。
 
 でも、セットアップ、目の位置、パターのどれか1つでも混乱を起こすと、ほかの
 2つもおかしくなり、パッティングを操作して誤魔化したり?してコンスタントにスト
 ロークできなくなるなど切羽詰まることになります。」



アメーバ「最近のPGAツアーでも流行りのマレットパターについてどう考えていますか?」

-GW 最近のPGAツアーでも流行りのマレットパターについてどう考えていますか?

 間違いなく7年前は75%のパターは、ニューポートやニューポート2のようなヒールアンド
 トゥのブレードタイプのパターでした。でも、今はそれが50%くらいになっています。

 それはなぜか?ここ数年、私もマレットタイプのパターを作ってきました。でもそれらを
 全てフェースバランス(シャフトを持つとフェース面が上を向くパター)パターとしては
 製作していません。

 それらをわずかにトゥハング(ヘッドが下に下がる)で設計してテイクバックでパターを
 インサイドに引きやすいように作っています。でも、世界中のパター設計家は、まっすぐ
 引いてまっすぐフォローを出せるようにとフェースバランスのマレットパターを作ってい
 ます。

 でも、最新のパターは我々のフォーチュラーやダスティン・ジョンソンのパター(スパイ
 ダー)に代表されるように、ネックは小さくなり、フェースバランスではありません。
 故に、プレーヤーは、弧を描くストロークをマレットパターで出来やすくなっています。

 これらのマレットパターは、構えやすさ(アライメント)や慣性モーメント(MOI)を
 などの特徴をうたった製品でしたが、さらにストロークもしやすさも特徴となっています。
 なので、PGAツアーでも50%はマレットタイプ、50%がブレードタイプです。ショップ
 でもブレードタイプのパターは55%くらいではないでしょうか。

 下に続く・・・




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★2017年9月16日(土)~8月18日 (祝)
  2017河口湖秋のキャンプ(9/16:鳴沢ゴルフGC、9/17:富士桜CC、9/18:朝霧CC)
★2017年9月29日(金)~10月7日 (土)
  2017タイアアマチュアゴルフ選手権(バンコク:パンヤインドラGC)
★2017年10月21日(土)~10月22日 (日)
  宍戸ヒルズデータアナライズキャンプ(茨城県宍戸ヒルズCC)
★2017年10月30日(月)~11月5日 (日)
  2017タイジュニアゴルフ選手権(ホアヒン:ロイアルホアヒンGC)
★2017年11月11日(土)~11月12日 (日)
 2017AJGA岡部チサン美里コース秋のライダーカップ
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