飛ばないけど日本アマ出場10回の豊島さんに話を聞いてみた! | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

飛ばないけど日本アマ出場10回の豊島さんに話を聞いてみた!

アメーバ「学生の頃は、下手だったんですよね。初めて日本アマ出たのが27歳の時」
 
 みなさんこんにちは!今日は、朝から日本アマの試合会場に行って、7:30に教え子の
 三田真弘くんとスタートしたのですが、4ホールで土砂降りとなり、中断に合わせて
 ホテルに戻って来て仕事をしています。

 ちょうど、中断の時に、顔見知りの豊島豊さんと売店で雨宿りをしていました。何気に
 「何回目の日本アマ?」と聞くと「13年で10回目です・」「社会人で10回はすごい!」
 ということになりインタビューさせてもらいました。



アメーバ「昔は2アイアンでバッシッと打つゴルフに憧れていた?」

 現在は、イベント会社の仕事をしながらアマチュアとしてゴルフを楽しむ豊島さんですが
 彼を含めて社会人は13人くらいしか今回は、日本アマをプレーしていません。

 それくらい、学生が強くて日本アマは、社会人にとって遠い世界です。それなのに10回目
 ってすごいですね。

 でも、本人は、あるきっかけで変わるまで全然ゴルフは下手だったそうです。そのきっかけ
 とは?ご本人曰く・・・

「それこそ啓太(植村ケイタ)に習ってから変わりました。それまでゴルフとか誰にも習った
 ことなかったんです。で、彼に教わったのは、スイングではなくてスコアメイク」

「例えば、残り3ホールでトップと何打差でどんなゴルフをするとか?そういった話です。
 これはある意味スイングを習うよりも大事なんじゃないかと思うんです。」

 と、まずは、ゲームメイクや駆け引きの話から変わっていった結果、飛躍的に上手くなった
 ようです。さらに・・・

「昔は、2アイアンを打てて上級者みたいな時代だったじゃないですか?でも、自分は非力だ
 し、全然飛ばないし、とか悩んでいて、ある時、クラブのセッティングから見直したら急に
 コースを責めるイメージが湧いて来たんです。」

「今では、4番も5番もユーティリティーアイアンだし、7番どころか9番ウッドも入れたり
 何より一番参考になるのが女子プロのセッティング・笑」

 と笑う豊島さんは、飛距離250-260ヤードで一昨年の日本ミッドアマも17バーディの5ア
 ンダーで優勝したりしています。スゲーーー!

 てんとうむし超トップアマ・豊島豊さんのクラブセッティング



アメーバ「一昨年の日本ミッドアマを17バーディーで優勝して初タイトル!」

「あの時のコースは、自分の好きなタイプの紫カントリーすみれコースです。狭い感じのする
 コースが集中力が増して好きなんですよね。そうそう、あの時はこれ(パター)が炸裂して
 初日7バーディー、二日目6バーディー、最終日4バーディー!で17個バーディー取り
 ました。それで5アンダーなんでグリーン外したら全部ボギーで(笑)」

 と普段は仕事で全然練習しないのでウェッジとかもう4年使っても溝がピカピカで!グリーン
 を外したらことごとくボギーだったと笑っていました。

 でもたぶん、パターの技術は、中島くんや金谷くんよりもうまいかもしれませんね!入り始
 めたら止まらないパッティングのコツを聞いたら??

「ボールの後ろでライン見ながらクラブ振って、あと構えたら打つ前に素振りしないこと!」
 
 だと教えてくれました。しかもパターは15年来愛用するオデッセイのNO5で、谷口徹プロ
 と同じモデルだそうです。ちなみにフェース面とか経年で痛まないのか聞いてみると??

「練習しないから痛みません」とまた笑っていました。

 てんとうむし現在日本OP14位タイ!超トップアマ・豊島豊さんのパット術


 
アメーバ「ゴルフが上手いのとゴルフで食っていけるのとは違う気がする」

 それから「ゴルフが上手いのとゴルフで食っていけるのとは違う気がする」」とも話して
 いました。

「例えば近藤プロ(共弘プロ)とか息が長くてずっとシード持ってるじゃないですか。学生
 時代にスイングが良くてストロークで強かったのは星野プロ(英正)でしたが、彼は、
 そうでもなかった。」
 
「でも、当時は、日本アマ上位選手を集めて「日本アママッチプレー」やっていたんですが、
 これは近藤プロがめっぽう強かった、4年間確か一度も負けてなくて、そのままプロになっ
 て日本プロマッチプレーも負けなくて、決勝で初めて負けたっていうくらい強かった!」

 「松山選手みたいになってしまえば、別なんだろうけどやっぱ、スイングとかストローク
 とは別にプロとしてやっていけるかどうか?は、さっきの残りホールでどんなエンジン
 かけるか?みたいな部分と重なってくるんじゃないですか?」

 と、話してくれました。

 今のジュニアや学生さんや若いプロは確かに上手いけど、プロとして強くなれる子がどれ
 だけいるか?は見ていて疑問を感じるそうです。

 自分の持ち味を生かして、勝ち負けに持っていくにはどんな組み立てをしたらいいのか?
 そんなこともたまには考えて欲しいですね。
 
 日本アマの合間に貴重なご意見を聞けました。「記事にさせてください」と言ったら、
 ハニカミながら笑っていた豊島さんが印象的でした。

 ご協力ありがとうございました。