GPC恵比寿のパット解析スタジオにチームで行ってみた!(その2)
「”アドロフト””ディロフト”って何?先ずはインパクトの専門用語からお勉強!」
おはようございます!昨日のパターフィッティングレポートの続きです。
4)横からの軌道(ランチアングル&ハンドファースト、振り幅)
横からの軌道を見ると、ボールの打ち出し角度やパターのロフト、シャフトの
傾き(ハンドファースト)がわかります。
◎ハンドファースト
ここで、専門用語ですが「アドロフト」とは「インパクトでシャフトよりもヘッド
が追い越した状態」ですので、ロフトが増えていてボールも跳ねやすくなり良くあ
りません。良くありません。「ディロフト」はその逆で「ハンドファースト」のい
い状態です。
◎ライズアングル とランチアングル
・「ライズアングル」:ショットで言うところの「アタックアングル」
※海外の選手はダウンブローに打つ選手多いようです。アッパーでも1度以のアッパー
にしたいのです。
・「ランチアングル」:ボールの打ち出し角度
※アッパーブローに打ち過ぎると距離感合いにくい。なぜか女子選手に多い。傾斜に
なるとバランス崩れやすい。ロングパット下手?
※インパクトのランチアングル2度以内、ダウンブロー 0 〜 -1.0度までOKです。
「代々木高校ゴルフ部主将の諒哉くんの場合にはどうでしょうか?」
さて、代々木高校ゴルフ部主将の諒哉くんの場合にはどうでしょうか?
インパクトでランチアングル4.6度。ライズインパクト1.4度アッパー、ハンドファースト
1.2度でした。
大本コーチの話では・・
「ランチアングル2度、ダウンブロー0- -1.0度までOK +1.0までいい転がりの条件
の範囲内です。諒哉くんの場合は、ロフト4度のパターでハンドファースト1.2度
ですから、リアルロフトは2.8度になります。ちょっとインパクトでロフトが多い
ですね。そのため打ち出し角も4度を超えています。」
「アドレスを調整するか?パターをロフトの少ないものに変えるか?、またアッパー
気味に打つのでフォローを抑えてダウンブロー気味に打つか?調整が必要です。」
実際に、「クゥインテック」でグラフを見ると、ボールがスキッド(転がり始めた横滑
りの時間)の間に波を打っていますね・・・すこし跳ねていることがわかります。
またインパクトもパターフェースの下に当たっていますね。これでは転がりがよくありま
せん。ロフトが多すぎると転がりの良いフェース面のトゥ寄り上部に当たらなくなって
しまいがちです。」
また振り幅については
「テイクバックに対して今は1/2.5ではフォロー大きすぎる。1/1.5くらいの割合にしてほし
い。」ということです。
「キャメロンのパターは米国式のハンドファーストで打つ!」
また一般論として
「例えばキャメロンのパターはロフトが4度あるからハンドファーストする人向きです。
しない人はピンのほうがいいですね。オデッセイやピンのロフトは3度くらいです。」
「キャメロンのパターははボールが沈む洋芝でハンドファーストを前提で作っている
んですよ。オデッセイはどちらかというと日本仕様です。」
「ですからハンドファースト気持ち悪い人はロフトのないパターの方がいいですし、
キャメロンのパターならハンドファーストで打つようにしたほうがいいですね。」
とアドバイスしてくれました。
「フェースローテーションの平均値はどれくらいがいい?」
5)フェースローテーション
次に、フェースローテーションです。フェースローテーションの平均値ってどれくら
いがいいでしょうか?
大本コーチは
「例えばピンパターを使ってテイクバック2.2度オープンは最適値です!フェースバラン
スパターの場合3度、ピンパターは4度、L字で5度以内くらいです。」
と目安を話してくれました。
諒哉くんのフェースローテーション値は、テイクバックで4.7度とちょっっと多いです
ね。L字パターのようなローテーションです。
「この線に沿ってテイクバックするだけでも自然にフェースは開閉しますから、意識して
フェースを開かなくても大丈夫です。」
「インパクトでフェースは閉じるより、開いたほうがいいですね。ピンの右側につけて上り
のフックを残す方が入ると思います。それからフォローは止めないほうがいいです。抑え
るのはいいのですが・・・」
とアドバイスしてくれました。ほかのみんなもデータをもらっていますので、もう一度
フェースローテーションの数値を見直してください。
「プロのストロークは想像以上に速い!」
6)リズム&タイミング
最後に、優花ちゃんのチェックをしました。彼女のリズムとタイミングはどうでしょう
か?
リズムとタイミングに関しては
「バックスイングは0.600msを基準とします。(女子は0.700でもいいです。)また、
トップからインパクトの時間は0.300msくらいです。」
「Back swing Rhythm(バックスイング÷インパクト)は2.10-2.20くらいが理想
です。Back swing Rhythm=2.5を超えるとパンチが入っていることになります。」
「これが、2以下だとテイクバックが遅すぎます。プロは想像以上にテイクバックは
速いですよ!ストローク中何も考えなくて済むようなスピードが理想です。」
ということです。
ギタリスト「矢堀孝一」氏と作ったパッティングリズムマスターの音源で、リズムと
タイミングを修正することもできます。
「専門家のアドバイスを受けたほうがいいですね!」
さて、パッティングの解析はどうだったでしょうか?最後にこんな質問を・・・
「自宅に解析機器を買ってしまう人いますか?」
「いますよ。でも、100回打って95回は同じ数値になりますから、一ヶ月くらいで
飽きてしまう人多いみたいです。笑」
ということでした。私も4時間見ていましたが、ちょっと飽きてきました。(失礼)
これが、一人でやると毎日ほとんど数値は変わらないので飽きますね・・
こういった機器の解析は、専門家の方にアドバイスをもらうことが大切です。膨大な
量のデータに基づいたアドバイスが効果的です。
私のチームも、いろんなジャンルの専門家やコーチと提携してシステムを作り上げて
います。ジュニアにっては、何を言われたか?ではなく「誰に言われたか?」が
重要ですね。
その点、東京は、たくさんの専門家がいて助かります。大本コーチのアドバイスで
パターがうまくなってくれたら嬉しいですね!
おはようございます!昨日のパターフィッティングレポートの続きです。
4)横からの軌道(ランチアングル&ハンドファースト、振り幅)
横からの軌道を見ると、ボールの打ち出し角度やパターのロフト、シャフトの
傾き(ハンドファースト)がわかります。
◎ハンドファースト
ここで、専門用語ですが「アドロフト」とは「インパクトでシャフトよりもヘッド
が追い越した状態」ですので、ロフトが増えていてボールも跳ねやすくなり良くあ
りません。良くありません。「ディロフト」はその逆で「ハンドファースト」のい
い状態です。
◎ライズアングル とランチアングル
・「ライズアングル」:ショットで言うところの「アタックアングル」
※海外の選手はダウンブローに打つ選手多いようです。アッパーでも1度以のアッパー
にしたいのです。
・「ランチアングル」:ボールの打ち出し角度
※アッパーブローに打ち過ぎると距離感合いにくい。なぜか女子選手に多い。傾斜に
なるとバランス崩れやすい。ロングパット下手?
※インパクトのランチアングル2度以内、ダウンブロー 0 〜 -1.0度までOKです。
「代々木高校ゴルフ部主将の諒哉くんの場合にはどうでしょうか?」
さて、代々木高校ゴルフ部主将の諒哉くんの場合にはどうでしょうか?
インパクトでランチアングル4.6度。ライズインパクト1.4度アッパー、ハンドファースト
1.2度でした。
大本コーチの話では・・
「ランチアングル2度、ダウンブロー0- -1.0度までOK +1.0までいい転がりの条件
の範囲内です。諒哉くんの場合は、ロフト4度のパターでハンドファースト1.2度
ですから、リアルロフトは2.8度になります。ちょっとインパクトでロフトが多い
ですね。そのため打ち出し角も4度を超えています。」
「アドレスを調整するか?パターをロフトの少ないものに変えるか?、またアッパー
気味に打つのでフォローを抑えてダウンブロー気味に打つか?調整が必要です。」
実際に、「クゥインテック」でグラフを見ると、ボールがスキッド(転がり始めた横滑
りの時間)の間に波を打っていますね・・・すこし跳ねていることがわかります。
またインパクトもパターフェースの下に当たっていますね。これでは転がりがよくありま
せん。ロフトが多すぎると転がりの良いフェース面のトゥ寄り上部に当たらなくなって
しまいがちです。」
また振り幅については
「テイクバックに対して今は1/2.5ではフォロー大きすぎる。1/1.5くらいの割合にしてほし
い。」ということです。
「キャメロンのパターは米国式のハンドファーストで打つ!」
また一般論として
「例えばキャメロンのパターはロフトが4度あるからハンドファーストする人向きです。
しない人はピンのほうがいいですね。オデッセイやピンのロフトは3度くらいです。」
「キャメロンのパターははボールが沈む洋芝でハンドファーストを前提で作っている
んですよ。オデッセイはどちらかというと日本仕様です。」
「ですからハンドファースト気持ち悪い人はロフトのないパターの方がいいですし、
キャメロンのパターならハンドファーストで打つようにしたほうがいいですね。」
とアドバイスしてくれました。
「フェースローテーションの平均値はどれくらいがいい?」
5)フェースローテーション
次に、フェースローテーションです。フェースローテーションの平均値ってどれくら
いがいいでしょうか?
大本コーチは
「例えばピンパターを使ってテイクバック2.2度オープンは最適値です!フェースバラン
スパターの場合3度、ピンパターは4度、L字で5度以内くらいです。」
と目安を話してくれました。
諒哉くんのフェースローテーション値は、テイクバックで4.7度とちょっっと多いです
ね。L字パターのようなローテーションです。
「この線に沿ってテイクバックするだけでも自然にフェースは開閉しますから、意識して
フェースを開かなくても大丈夫です。」
「インパクトでフェースは閉じるより、開いたほうがいいですね。ピンの右側につけて上り
のフックを残す方が入ると思います。それからフォローは止めないほうがいいです。抑え
るのはいいのですが・・・」
とアドバイスしてくれました。ほかのみんなもデータをもらっていますので、もう一度
フェースローテーションの数値を見直してください。
「プロのストロークは想像以上に速い!」
6)リズム&タイミング
最後に、優花ちゃんのチェックをしました。彼女のリズムとタイミングはどうでしょう
か?
リズムとタイミングに関しては
「バックスイングは0.600msを基準とします。(女子は0.700でもいいです。)また、
トップからインパクトの時間は0.300msくらいです。」
「Back swing Rhythm(バックスイング÷インパクト)は2.10-2.20くらいが理想
です。Back swing Rhythm=2.5を超えるとパンチが入っていることになります。」
「これが、2以下だとテイクバックが遅すぎます。プロは想像以上にテイクバックは
速いですよ!ストローク中何も考えなくて済むようなスピードが理想です。」
ということです。
ギタリスト「矢堀孝一」氏と作ったパッティングリズムマスターの音源で、リズムと
タイミングを修正することもできます。
「専門家のアドバイスを受けたほうがいいですね!」
さて、パッティングの解析はどうだったでしょうか?最後にこんな質問を・・・
「自宅に解析機器を買ってしまう人いますか?」
「いますよ。でも、100回打って95回は同じ数値になりますから、一ヶ月くらいで
飽きてしまう人多いみたいです。笑」
ということでした。私も4時間見ていましたが、ちょっと飽きてきました。(失礼)
これが、一人でやると毎日ほとんど数値は変わらないので飽きますね・・
こういった機器の解析は、専門家の方にアドバイスをもらうことが大切です。膨大な
量のデータに基づいたアドバイスが効果的です。
私のチームも、いろんなジャンルの専門家やコーチと提携してシステムを作り上げて
います。ジュニアにっては、何を言われたか?ではなく「誰に言われたか?」が
重要ですね。
その点、東京は、たくさんの専門家がいて助かります。大本コーチのアドバイスで
パターがうまくなってくれたら嬉しいですね!