全てはボールのスピンコントロールの時代!?(その2) | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

全てはボールのスピンコントロールの時代!?(その2)

アメーバ「手首やグリップ以外にもボールの回転数に影響を与える要素はあるのか?」

 サワディーカップ!タイキャンプも後半を迎えて少しずつみんなにも疲れが見え始
 めていますが、練習に熱が入ったジュニアもいます。

 例えば連日、女子の子達とはトラックマンをにらめっこして練習しています。ちょう
 ど今週開催の「HONDA LPGA」の選手たちもコースに練習に来ていたので見学した
 りしながらいいモチベーションにもなりました。

 やる気の出たときに一気に教えるのはチャンスです!ということで今週は女子と一緒
 に練習したり数ホールラウンドしたりしていました。



 さて、今日は「手首やグリップ以外にもボールの回転数に影響を与える要素はある
 のか?」ということことでもう少し詳しく調べてみました。

 前回は、手首の使い方やグリップの強さがボールの回転数に影響を与えるとまとめ
 ましたが、今回は「肘の使い方」です。

 手首と同じように肘の使い方も同じようは影響を与えそうですが、まずは、先入観
 なしに調べてみないといけませんね・・・
 
 篠プロに「肘を深く曲げた時と、浅めに固めた場合」で打ってもらいました。
 果たしてデータ的にどんな違いがあるのでしょうか?



アメーバ「肘を浅めに固めると回転数やインパクトロフトが減ります。」

 いつもは深めに肘を曲げて十分クラブを引きつけて打つ篠プロですが、浅めに肘を
 固めるには最初は違和感があるようです。

 でも、プロですからすぐに慣れてどちらでも交互に打ち分けています。このようにし
 て何度も打ち比べた結果・・・
  
 やはり、「スピン量」が違うことがわかりました。肘を深く曲げずに浅めに固めた方
 が 7番アイアンで6800回転くらいとボールの回転数が300〜500rpmくらいは少なく
 なります。

 また、「インパクトロフト」も3度くらいは立ってくるようですね。5番アイアンで
 肘を柔らかく使うと24-25度前後になるのに比べて、肘を使わないようにすると21度
 くらいまでロフトは立って来ます。


 このように肘の動きを抑えると低めにライナー系の弾道になることがわかりました。



 それから、意外と変わらなかったデータもありました。例えば、「アタックアングル」
 です。(※アタックアングル=クラブの入射角)

 最初は肘を固めるとクラブの入射角が浅くなるのではないか?(シャローに入ってくる)と
 考えていましたが、何回打っても顕著に変わるデータはでませんでした。

 また、距離もほとんど変わりませんね・・・ ヘッドスピードも慣れたらあまり変わら
 なくなると思います。



アメーバ「2つの打ち方でまっすぐに行かせるコツはあるのか?」

 さて、「この2つの打ち方でボールをまっすぐに行かせるコツはあるのか?」篠プロに
 聞いてみると・・・

「肘を浅めに固めた場合にボールが右に出ます。少しクラブをインサイドから入れる
 ようにして調整すればまっすぐに行くと思います。」

「手首を柔らかく使ってスピン量をコントロールすると方向性が安定しないですが
 肘を固めてスピン量をコントロールする方が、方向性も安定しますね。風の強い日
 とか試してみたいです。」

「逆に、肘を使うと打ち出し角度は高くなり、スピンのかかるボールになるのでアジア
 のトーナメントのようにグリーンが硬いときやボールを止めたい時にはそうやって意
 識して肘を使ってみようと思います。」

 と答えてくれました。

 今度はドライバーについてもスイングとボールの回転数との関係を調べてみても面白
 そうですね。

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