秀でたプロフェッショナルになるには 、人生で2回チャンスがある!? | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

秀でたプロフェッショナルになるには 、人生で2回チャンスがある!?

アメーバ「”ローレンス・スタインバーグの脳の可塑性の研究”からジュニア育成を考える」

 みなさんこんにちは!秋の時期、時間をとって次の育成についていろいろインプット
 するなど勉強をしています。

 最新の脳科学の研究を生かしてジュニアの育成について改めて考えてみました。
 ちょっと専門的になりますが、読んでみてください。「秀でたプロフェッショナルに
 なるには 、人生で2回チャンスがある?」というお話です。



アメーバ「脳がさまざまな事を全て吸収する年代は3歳までと10代の2回しか来ない」

 米国の脳科学者「ローレンス・スタインバーグ」の研究によると、「人がさまざまな事を
 全て吸収する年代は3歳までと10代の2回しか来ない」と言われています。

 その2回の時期は脳を部屋に例えると「窓が大きくひかられている状態」だそうです。

 この脳の状態を「可塑性」と呼んでいて、経験によっていくらでも脳の「シナプス(神経
 細胞)」の結合状態は、強化されたり、刈り取られたり、なくなったりなど変わると言わ
 れています。

 親の愛情や環境に大きく左右される大切な時期ですので、この時期に吸収する情報量や
 感受性は、他の時期では同じ量を得られません。

 例えば、3歳までには「好奇心」や「信頼関係」「言語感覚」など急速に発達させて
 いきますから、この時期に親が子供の感情に応えて暖かい愛情で関わってあげること
 が重要です。

 言ってみれば、こどもが興味関心のあることを見守ってやらせてあげるようにする時期
 です。



アメーバ「4歳から8歳までの幼児期は、たくさん遊んで過ごすことが大切な時期」

 次の幼児期は、子どもたちが主体的に遊ぶ時期です。人生に必要なあらゆることを
 遊びを通じて学ぶことになります。

 運動でも、音楽でも芸術でも勉強でもなんでもまずは、遊びの中で好きに探求させる
 ことが重要です。
 
 決められた動きなどの習得も遊びの中で学んでいかせることがいいでしょう。

 言い換えれば、親や先生など周囲の人は、子どもが興味のあることに対していい環境
 を準備してあげたらいいと言えます。

 逆に、子どもが興味のないことを嫌々やらせるのは、脳にストレスを与えることになり
 脳が、「コルチゾール(脳のストレスホルモン)」を分泌して記憶を司る”海馬”に悪い
 記憶を与えて、将来にわたって嫌いになったり、いいイメージを持てなくなるので気を
 つけましょう。

 このように、幼児期は子どもが好きなことをやらせることが大切です。この遊びの中で
 次の段階で何をやるかをおぼろげなから学んでいきます。



アメーバ「小学生の低学年の学童期は勤勉性を培う時期です。」

 小学生の低学年のこの時期は、脳も発達して知識も学ぶ時期です。それ以外にも、周囲
 とうまくやっていくコミュニケーション能力を身につけたり、我慢して努力を継続したり
 、向上心を持って何かに取り組むなど、勤勉性を学んでいくことが大切です。

 そして、高学年の思春期あたりから人生で二回目で最後の”脳の可塑性”が開かれる時期
 がやってきます。脳の窓がもう一度全開になるのです。
 
 その窓から、子どもたちは幼児期に興味を持ったこと(例えばゴルフ、芸術、音楽)やいろ
 いろな遊びの経験を生かして、ここからはより専門性を持って学びます。

 専門的なコーチや、プロフェッショナル、経験者、先輩、など多くの師を与えたら、その
 分野の専門的な知識技術、考え方などを学んでいくことも可能です。
 
 そしてその時期は、20代前半まで続くと言われています。

 ※この時期には個人差があり、20代の半ばあたりまで可塑性が続く場合もあるようです。



アメーバ「思春期から20代前半までに自分のやりたいことをやることが大切」

 かつて、日本人が、すべて労働者である中流階級を目指した昭和の時代は、この時期に
 画一的な教育をし、会社や組織に従順な国民性を高めようとしていました。

 それが、高度経済成長を支え、みんなが幸せになると教育をしてきました。思春期の私た
 ちも開かれた脳の窓からそれを受け入れてきたのですね。

 でも、近年の世界では、その時代を過ぎて個性を伸ばしたり、複雑な知的労働が増えて、
 単純作業を機械に任せるなど、大きく様変わりしています。

 子ども達も、多様な将来像から人生を選択できるようになり、個々の取り組みにも変化が
 見えてきました。

 人生に二度と来ないこの発達の時期に、好きなこと、自分らしさが発揮出来る能力や個性
 に磨きをかけ、多くの時間を費やすことで、将来の専門性を高め秀でることになります。

 20代の前半を過ぎて頑張ってみても既に脳の可逆性は閉じてしまっているので、この時期
 ほど劇的な進歩は得られないようです。

 ゴルフに限らず、音楽家や、その他のスポーツアスリート、ゲームやパソコン、もちろん
 勉強も、この時期にす没頭してやることが人生の大きな財産になります。

 間違って、この時期にテロの知識や、反社会的な思想、麻薬や酒など快楽物質に依存する
 習慣などを身につけると一生抜けなくなります。

 間違った練習で、不適切な運動動作を反復練習したりするのも悪影響となりますので、
 いいコーチや師につくことが重要です。昔の丁稚や徒弟制度は、こういった観点からも
 効果がありました。



アメーバ「思春期は、理性では理解できても行動に自己抑制はできない時期」

 一方、 それも、脳が開かれた状態で飛躍的に進歩する反面、逆に暴走するする
 ことも起きます。

 例えば、思春期は物事を「理性では理解できても行動に自己抑制はできない時期」です。

 仲間で集まってバイクで暴走したり、暴れたり、夜徘徊するなど悪い事、さまざまな事故
 や事件なども起こしてしまうようです。

 なので、先生や親、指導者は、暴走しないように歯止めをかけてあげないといけません。

 このように脳の発達段階を見てくると20代の前半までに、人生は大きく決まることが
 わかってきました。

 これからの日本やアジアで、活躍できるリーダーを育てたい私たちは、好きなことに
 没頭できる環境やサポートをしてあげたいと考えています。

 もし、子どもが興味があってゴルフを選ぶのなら是非一度ご相談ください。


 ※このブログ内容に関しましては吉岡佑珠が、お答えします。
 講演会や相談などの活動も行なっていますので足を運んでください!

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