吉岡徹治『タイキャンプ情報「ショートゲームを９時間やってみました。」』

タイキャンプ情報「ショートゲームを９時間やってみました。」

「成長期のこの時期はショートゲームのスキルを中心に！」

　サワディーカップ！タイのパタヤは朝の５時です。（日本は７時ですね）今日は　
　エイプリル・フールですが特に話題はありません。キャンプ中は、早寝早起き！
　健康な規則正しい単純なリズムを繰り返します。

　昨日、アプローチ場で朝の８時から夕方の５時まで練習しました。このアイデアは
　冬場に同じ練習場で一ヶ月キャンプをやっている女子プロの皆さんのメニューです。

　今週も好調な笠りつ子選手たちが、こおウォーターサイドコースの広いショートゲ
　ームエリアでこのような練習メニューでやっているそうです。

　しかもラウンドなしでショートゲームを一ヶ月！

笠りつ子首位発進「手前から」で難グリーン攻略

　手前から攻めてアンダーーパで行くには、それなりのショートゲームの技術が
　必要ですね。

　彼女たちは、麦わら帽子をかぶって午前中はアプローチ、午後はパターのみ
　で８時間を毎日同じメニューで一ヶ月繰り返すようです。「タイで調整」と
　簡単に書いてますが、なかなかラウンドなしで一ヶ月は大変ですね。

　ということで、昨日は1日ショートゲームをやってみました！

　メニューは、レンジボールで調整は４０球～８０球のみ１時間、バンカー４時間
　残りの時間４時間は、アプローチとパターです。

「いい練習を目の前でみると全然上達のスピードが違います」

　特にサンドウェッジのバンスの使い方やフェースの開き方を覚えるバンカーはたく
　さんやりなさいと指導していますし、ショートゲームの練習では体を壊すことはま
　ずないでしょうから安心です。昨日１日でバンカーも随分自信がついてきたようです。

　またグリーン周りのチップショットや１００ヤード以内のアプローチもピンに向かっ
　て飛んでいくように自分で工夫しなさいとアドバイスしています。

　できましたら、ショートゲームの上手い子たちと練習したいですね。いい練習を
　目の前でみると全然上達のスピードが違います。

　上級者が打つとバンカーやアプローチでもこのようにボールが削れます。音が違うのは
　直接ボールにクラブの歯が当たっているからなんですね。

　
　実際にやってみると、まあ一人では大変ですが、みんなでチーム練習ですから
　結構出来ました。終わってみたら予定は１時間延びて９時間でした。
　
　ジュニアのこの時期は、成長期で神経系の発達が著しいので、このようなショート
　ゲームの練習は大変効果的です。

　言い換えればショートゲームのタッチは、この時期にしか身につかないとも言えます
　ので友達とメニューを変えながら1日ショートゲームだけをやるのは是非お勧めしたい
　ですね。

　スコアを伸ばすにはフルショットの練習もたくさんやりたいのですが、怪我のリスク
　があるのであまり何百もボールは打たないように指導しています。

　具体的には小中学生は練習場のレンジの球数は１００球前後/１日に球数制限してラウ
　ンドを増やすように、高校生になってからだができてくればもう少し150球くらいまで
　はOKという具合です。

　４月には宮崎に行って１０日ほどキャンプをやる予定です。（代々木高校アスリート
　ゴルフキャンプ：4月13日～22日）また、参加してみたい人はご連絡ください。
　
　平日はラウンド、週末は、フェニックスゴルフアカデミーで８時間くらいショート
　ゲーム練習をやる予定です。