石川遼はなぜ本調子でないにも関わらず優勝出来たのか? | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

石川遼はなぜ本調子でないにも関わらず優勝出来たのか?

アメーバ「10月に宮崎でトップジュニアを集めてキャンプやります!」
 
 こんにちは!今週は宮崎に来ています。9月はタイから北海道、すぐに宮崎
 でジュニアの試合と打ち合わせ、このあとハワイに飛んで冬のキャンプの視
 察を終えたら10月には秋の宮崎キャンプを予定しています。



 さて、今週の宮崎での試合だったのですが、チームで連れてきた子と一緒に
 練習ラウンドをした時に宮崎CCの目の強いグリーンをベントのように合わせ
 てパター打っていました。

 日本の高麗芝はアジアでよく見かける目の強いグリーンに似ていますね。です
 からそうではなくカップインの時のボールスピードを重視するようにアドバイ
 スしておきました。

 特に目と傾斜が同じ時は、気をつけるようにもアドバイス。結果はチームで連
 れてきた3人の小学生達が優勝、4位、5位と活躍してくれました。





 それから小学生の頃から宮崎に来た時教えていた子達がいまや高校生で久しぶり
 にアカデミーで会ったので、傾斜に対するセットアップのやり方をなどちょっと
 パッティングを教えてあげました。

 地方に住んでいるとなかなか専門的なアドバイスや実践に役立つテクニックなど
 のアドバイスが受けられませんからこういった機会に教えてあげたいですね。

 10月13日~22日までトラックマンを持ち込んで10日間キャンプをやりますの
 でその時また来てください。関東、関西の高校生のトップクラスの選手も呼ぶ
 予定です。

 一緒に練習したり宮崎の子たちと対抗戦とかやってあげたいですね!

 




アメーバ「ではなぜその調子で石川遼が優勝できたのか?」

 それから先週会ってきたばかりの石川遼が早速ANAオープンで優勝しました。

 先日会った時も「ドライバーでアドバンテージを取って戦う」と話していたば
 かりでしたが、Par3を除くすべてのホールで攻めきっての16アンダーの優勝
 はすごいですね。

 石川も「最後までドライバーがパラパラで調子も良くなかったのですが」

 と苦笑いの優勝でした。

 優勝した週のトラックマンデータもしっかり残してありますから、10月の
 宮崎キャンプの資料として使っていこうと考えています。

てんとうむし詳細→1年ぶりに石川遼と会って何を話したのか?





アメーバ「世界の芝を経験して身につけた攻めのバリエーション」

 さて・・・石川遼は24歳の誕生日の週ですでに12勝目!

 PGAツアーではなかなか勝てないので周囲ではいろいろ言う人もいますがこの
 成績を見る限り天才肌の選手ですね。

 石川遼のような華のある選手をどんどん世に送り出すにはどうやったいいの
 か?私達指導者も日々研究と勉強が必要です。

 例えば、「今週ドライバーがあちこちいってなぜ優勝できたのか?」ですが
 教え子の高校生の篠優希くんが石川の練習ラウンドをついて見に行った時に
 アプローチの上手さや距離感にびっくりしていました。

 篠もアマチュアでは相当ショートゲームが上手いほうですが、比べ物にならな
 いくらい上手い!と話していましたから相当なんですね。

「ラフからの70ヤードくらいのアプローチの距離感とか半端ない!」めちゃくちゃ
 ピンに寄っていきます。不思議なくらい・・・」と話していました。

 ティーショットが曲がってもパー以上で上がれる技術をジュニア時代から磨く
 必要があることがここから分かってきますね。

 ゴルフは、いろんな芝がありますからいかに対応できるか?ショットのバリエー
 ションの引き出しの多さを身につけることは重要みたいです。

 世界で戦っていたらそうなるのうでしょう。ですからいつも同じゴルフ場や試合
 ばかりを選ばずに、いろんな芝を経験することが重要ですね。

 上手くなってからアジアや世界の試合にいくのではなく上手くなるために海外に
 行きましょう!