アジアの賞金がついに1.4倍になった‼︎?
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昨日の為替でアジアンツアーの賞金が4年前よりも1.4倍になったことになりま
した。
たしか、この協会を作った当時(2011年夏)私は台湾に三ヶ月ほどいましたが、
為替は,1000台湾元で2,800円くらいだったと思います。長く滞在するには随分と
安く感じられました。
そしてその後政策で円安が加速して4年後の今年、ついに1,000台湾元が4,000円
(1.4倍)となりました。
台湾ドル以外にも香港ドルやタイバーツも1.5倍に跳ね上がり、中国元も1中国元
が1.6倍(12円→19円/1中国元)となる急激な円安を受けて日本中にアジアの観光
客が溢れかえっています。
なにせ日本の旅行や買い物が急に安くなったのですからね・・・私は今年行った
沖縄や軽井沢でも特に台湾や中国、香港やタイの観光客が多いですね。
一方、アジアへの旅行は、割高になってしまい私たちアジアの試合に向かう
チームは大変です。コストを削ったり、補助金を申請したりしながらなるべく
安く行けるように工夫をしています。
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でもこの円安でいいこともあります。実はアジアのトーナメントの賞金も4年前
に比べて1.4~1.5倍に跳ね上がっているのです!
例えば先週台湾の「新豐球場」で開催されたアジアの下部ツアーの「2015 國賓
ADT 」の賞金総額は、360万台湾元でした。
日本円に直すと約1400万円です。これが4年前だと1000万円にしかなりません
から賞金は一気に1.4倍に跳ね上がった計算となります。
優勝賞金も63万元ですから250万円!日本のチャレンジツアーの優勝賞金が180
万円ですから逆転しました。
これなら多少の遠征費がかかっても行って稼いでこようかという気になるかも知
れません。
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「PGAツアーチャイナ」も賞金総額が1200万中国元(2400万円)ですからいまや
日本のチャレンジツアー(1000万~1500万)の2倍以上です。
優勝したら420万円、ベスト10でも70万円になりますからね。日本のチャレンジで
ベスト10でも20万円にしかなりませんから全然違います。しかも賞金ランキング
トップ5にはPGAのウェブ.コムツアーのシード権も付いてくるのは魅力です。
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こういった動きに若い選手たちは敏感で、先週からの試合にも日本の福原選手や
伊藤選手等はすでに中国の試合に行っています。
若い人は「円安でアジアはお金がかかるからやめよう!」と思わず「賞金額が上
がったから稼ぎに行って賞金王になってPGAに行こう!」と考ているようです。
今週全米オープンの出場資格を得た川村昌弘プロも
「自分はなるべく4日間競技で試合感を養ってきました。実は2日間競技の日本の
チャレンジツアーにはいままで1回しか出たことがないんですよ!」
と話していました。アジアはすべて4日間トーナメントですから試合感も身につき
ます。
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アジアのアマチュア選手権やジュニアの試合はどれも4日間競技が主流です。
ジュニア時代のいまから、アジアの試合に慣れておきたいものです。
※川村昌弘選手が5位に入ったモーリシャスでのヨーロピアンツアー↓
2015 Afrasia Bank Mauritius Open Rd 4 Highlights