データから距離感やショットの精度などの詳しい解析が重要 | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

データから距離感やショットの精度などの詳しい解析が重要

アメーバ同じパーオン率でもショットの精度や内容は大きく異なる

 今日は、週末ですがチームは10時過ぎのスタート枠をいただいています。
 
 朝は3時間じっくりと練習をしてから朝のラウンドに向かうことになっています。

 今朝は、生徒が練習している間ちょっと気になることがあってずっと調べ物をして
 います。

 最近FB等で親しくしているアンディ和田さんが、マスターズの松山選手とジョー
 ダンを比べて興味にあるデータを教えてくれました。

 詳しくは彼のFBの解説をご覧いただきたいのですが、同じパーオン率に見えても
 実はショットの精度は大きく違っているという内容です。

 彼の分析に仕方は同じパーオンでも3m以内、3m-7m、7m以上に分けて分析を
 してみるという方法で、これでショットの精度が詳しくみえてくるというもの
 です。

てんとうむし
Andy Wada Facebook




 私も早速昨日、マスターズ明けの試合で9バーディーと一気に上げてきたジョーダ
 ンと 2アンダーで予選通過した石川遼を早速比べてみると興味深い結果となりま
 した。

 ご覧のように同じパーオン率の82%でもショットの精度は数段スピースの方が
 上回っています。

 【ジョーダンスピースRBC ヘリテージ二日目】
 スコア 63
 GIR  15回(パーオン率83%)
 Inside 3m 3回 (3バーディー)
 3m→7m  7回(3バーディー)
 7m以上  5回(3バーディー)
 Totalパット 26パット)(9バーディー、ノーボギー)
 
  1番 116y →4.3m  2パット
 ◯2番 185y→22.5m  2パット
 ◯3番 180y→2.1m  1パット
  4番 mIss green 1パット
 ◯5番 212y→15m 2パット
  6番 153y →12.9m  2パット
  7番 mIss green  1パット
 ◯8番 mIss green  0パット
 ◯9番 72y→1.2m  1パット

 ◯10番 163y→3.6m 1パット
  11番 167y→6.3m 2パット
  12番 137y→5.1m 2パット
  13番 129y→7.2m 2パット
 ◯14番 192y→5.7m 1パット
 ◯15番 245y→12m 2パット
  16番 100y→4.5m 2パット
 ◯17番 164y →3.6m 1パット
  18番 71y→1.2m  1パット

 7m以内に10回乗せて4回外したものの6回決めています!残りのバーディーは
 3つのpar5のうちすべて2オンに成功して2パットのバーディーを取っています。
 
 グリーンを外したのは4回(13y,9y,13y,19y)ですがすべて寄せて1パットの
 パーでまとめていました。




アメーバアンディさんに送ってもらったマキロイの最終日のデータはさらにすごい!!!
 
 一方、石川遼の数字を見てみると・・・

 【石川遼RBC ヘリテージ二日目】
 スコア 70
 GIR  15回(パーオン率83%)
 Inside 3m 2回
 3m→7m  6回(2バーディー,1イーグル)
 7m以上  7回(1バーディー)
 Totalパット 33パット(2バーディー、2ボギー、1イーグル)
 
  1番 162y →8.1m  2パット
 ◎2番 197y→4.2m  1パット
 △3番 miss Green  2パット
 ◯4番 178y→6.9m 1パット
  5番 16y→2.7m  2パット
 ◯6番 154y →8.5m  1パット
  7番 195y→16.2m   2パット
  8番 195y→7.6m  2パット
  9番 92y→4.4m  2パット

  10番 miss Green 1パット
  11番 174y→4.5m 2パット
 △12番 miss green  2パット
  13番 136y→7.2m 2パット
  14番 182y→6.0m 2パット
 △15番 137y→14.3m  3パット
  16番 105y→1.5m 2パット
  17番 170y →3.9m 2パット
  18番 163y→9.3m 2パット

 同じくグリーンを外したのは3回だけですが、ショットの精度がスピースとは
 違うことが数字からも見えてきます。

 スピースが7m以内に10回乗せて6バーディーを奪ったのに対して、石川遼は
 8回乗せたものの内3回しか決めきれていません。3つのpar5で1つはイーグル
 を取りましたがあとの2つは、2つで乗せきれずにパーに終わっています。

 また3m-5m以内の決めどころのパターの精度などいかにジョーダンがバーディー
 を決めるかも数字からも見えてきます。



 このように、パーオン率やフェアウィアキープ率だけでスコアを管理していて
 も上達のための指針にはならないというのがアンディさんの意見で私もなるほど
 そう思いますね。

 今度、日本に来た時に会って話をしましょうということになりましたので、機会
 をみて彼とのインタビューは、コラムで紹介したいと思います。

 ということで、上がってきて数字だけをみてあれこれいうのではなく科学的に
 分析してんどのスキルを向上させていけばいいのかなど詳しく指導する必要が
 ありますね。

 データをうまく参考にして効率的に上達しましょう!

PS

 アンディさんに送ってもらったマキロイの最終日のデータはさらにすごい!!!

 ショットの半分近くがピンの3m以内に!!