通信制の高校ゴルフ部でいかに指導するか?が難しい・・・ | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

通信制の高校ゴルフ部でいかに指導するか?が難しい・・・

アメーバ個人競技のゴルフの練習の難しさを実感

 今週は代々木高校ゴルフ部の合宿が始まりました。2010年4月に始めた
 アカデミーと通信制のジュニア育成のシステムも今年で6年目に入ります。

 最近は、通信制高校のゴルフ部も増えてきました。

 が、 学校のスケジュールに縛られずに自由に練習できる通信制は、一見良さ
 そうに見えますがそのゴルフ部の運営の難しさに苦慮している関係者多いかも
 しれません。


 
 例えば、個人練習のやり方ひとつにしても自分でコースを探して移動すること
 が原則となりますので、全日制の寮に入って学校のバスで練習にいくのとかか
 る負担や労力が違ってきます。

 では一緒に練習しましょう!と通信制で寮を作っても全日制だと授業があるので
 全員入寮しますが、サッカーなど全員練習が原則の団体スポーツと違って個人で
 競技に参加しているのゴルフは授業がないと入寮する必要性がなくなるケースも
 あります。

 せっかくゴルフ部に入っても予選落ちをして居残りの初中級者と予選を通過して
 練習ラウンドで日本中あちこち行っている上級者とは一緒に練習できない?また
 は練習ではまったく会わないということもあります。

 そうなると入寮する人数も減り、ある程度の人数がいないと食材コストやコックや
 管理者などの人件費も次第にあわなくなってきますからさらに運営は難しくなって
 きます。
 
 私たちもゴルフ場にも協力いただいて研修制度もやっていましたが、自己管理が
 出来なかったり、練習しすぎて体を壊したりなどの苦い経験もしました。
 
 一緒に回った大学生が「QTまであと4年もある?」とばかりに練習に飽きてパチン
 コに入り浸っているのでしょうか?ラウンド中にほとんどパチンコとパチスロの話
 をしていた?というくらいに大学生でも時間を持て余すのですからね・・・

 あまりにも時間があまりすぎても個人競技のゴルフは難しいようです。




アメーバ単純な毎日のルーティーンを毎日やり続けられる選手だけがプロとして成功する

 今シーズンは出来るだけチームでの移動の機会を増やすなどしてなるべく目の届く
 範囲で指導をしています。

 提携するAJGAのキャンプにもなるべく顔を出すようにも声をかけています。さら
 にゴルフコーチやフィジカルトレーニングコーチ、クラブフィッティングスタジオ
 とも多く提携して専門家のアドバイスをいつでも受けられるようにしています。

 プロの試合等にも推薦してゴルフが飽きないように、練習に目標を持たせるように
 も心がけています。

 トーナメントコースも提携していつでも安く楽しく練習できるようにしてあげて
 います。(代々木高校のゴルフ部員のAJGAキャンプ参加費は6500円です。)

 また、怪我防止のためにも練習場に入り浸って何百も球を打つのではなく、河川敷
 など東京近郊でも平日に昼ごはん付き3500円くらいで出来るコースを紹介してラ
 ウンドを増やすように勧めています。

 学校の終わって放課後に練習場にいくのが原則である全日制とは、このへんの自由
 度が通信制のメリットでしょうから、いかにそのメリットを生かしながら選手を
 育成するか?この5年間試行錯誤を続けています。

 プロとして成功するには朝から晩までラウンドして、練習してから試合に臨むを繰
 り返すしかないのですが、その生活を続けること自体が難しいんだなと実感してい
 ます。

 その単純な毎日のルーティーンを毎日やり続けられる選手だけがプロとして成功す
 るのでしょうね。