「イーブンゴルフラボ」が３月に二子玉川にオープン！
『プロのデータと比較しながらモーチベーションを上げる！』サワディーカップ！タイキャンプのいよいよ終盤です。今日は、朝のクラブ
ハウスからコラムをお届けしています。
キャンプでもデータ解析機器を取り入れるんど、なるべく指導を数値化して
感や経験だけでなく指導のメソッドを今後のために残していこうと思考錯誤
しています。
参加してくれているトップジュニアの子達とミリ単位で数値を動かしながら
そればボールの軌道や回転にどう影響するのかを毎日見て来ました。
昨日、JGTOのチャレンジツアー「NovilCup2015」の予選会で６９でトップ
通過したMくんとも2週間話し合ってきましたが、最終的にはインパクトでフ
ェースが1度～1.5度被って来ることでボールのアクシス（回転軸）に影響が出
ることがわかり、アドレスでフェースを1度開くようにアドバイスしてから
調子が上がってきました。
たった1度アドレスのフェース面を変えるだけでも２週間の時間をかけたんで
すが結果的には良かったなと思っています。
またパッティングやアプローチなど毎日３時間くらいは調整してきた成果も
見逃せませんね。トータル２５パットだったそうで、これには中里プロから
のアドバイスも効果的でした。
やはり、冬場の１月～２月はしっかりと基礎から練習して調整したほうが上達
は早いと思います。試合は３月の声を聞いて春先からで十分でしょう。
『「データ解析機器は万能ではない』また、距離感テストも随分とやりました。参加したジュニアたちの平均点は７０
点台でしたが、世界のトッププロは９０点近く出しているようです。
これはポール・ケーシー選手のテスト結果です。↓
◎THE PAUL CASEY COMBINE TOTAL SCORE：89.9
DRIVER STATS (AVG.)
Club Speed: 120 mph（53.6m/s）
Ball Speed: 175 mph（78m/s）
Attack Angle: 2 deg
Launch Angle: 12 deg
Spin Rate: 2416 rpm
詳細→THE PAUL CASEY COMBINE
ドライバーからウェッジまで穴がない見事な数値ですね。実際にやってみた
人しかわからない数値ですが、テストする場合は野外の芝の打席からやるこ
とをお勧めします。難易度が全然違いますからね。
このようにプロと自分を比較して練習するのはジュニアにとっても楽しいもの
です。
ただ、注意していただきたいことがあります。
決してこのドライバーの数値だけを真似してスイングをいじりすぎないことです。
「データの標準値の落とし穴？」もかえって調子を崩す原因になります。
また、このデータ解析機の致命的な欠点として「フェースローテーション値が出て
こない」ということが言えると思います。
手首を思いっきりこねてスイングしても、手首を固めてもインパクト周りのデータ
は通常の場合と変わらないからです。
データは標準値でもボールの回転に影響が出る場合は手首の使いすぎも疑った
ほうがいいのですが、これはあくまでも経験値でしかわからず、画面の数値に
出ないこ とで私たちも随分苦労しました。
このようなことはメーカーのホームページには書いてありませんからね。毎日
機器を使い込んだコーチにしか分からない情報です。
来月発売号の「ゴルフトゥデイ」の私の連載コラムに詳しく経緯は書いておき
ますので、読んでみてください。
『「イーブンゴルフラボ」が３月に二子玉川にオープン！』こういったデータや数値は、素人判断やあまり経験のない人のアドバイスでは
なく、たくさんの事例を見てきた十分経験のある人に見て分析してもらったほ
うがいいと思います。
同じスイングでシャフトを変えてテストしているフィッティングとコーチング
でスイングを変えるために機器を使う場合とも事例は異なってきますから気を
つけてアドバイスを受けてください。
もし、東京でアドバイスを受ける場合、３月にゴルフ専門誌「ＥＶＥＮ」が新
しくオープンする「ＥＶＥＮ ＧＯＬＦ ＬＡＢＯ」に行ってみたらいいでしょう。
オープン前の企画の段階から私も監修でアドバイス等していますし、スタッフの
みなさんもゴルフのフィッティングの世界では著名なベテランの人ばかりで信頼
がおけます。
ドライバーからパターまで最新のフィッティング機器を揃えていて業界の中では
話題になっています。
機会があればまたコラムでもご紹介したいと思っています。
詳細→EVEN GOLF LABO
