アジアンツアーのQスクール出身で１年目からシード権を取れる選手は何人？

『ファーストステージのトップは中里光之介プロ』

　サワディーカップ！今日も早朝からアジアンツアーの予選会の会場に来て
　います。

　先ほど選手のスタートを全員見送ってからレストランでコラムを書いてい
　ます。

　さて、昨日の初日は教え子の中里光之介プロが７アンダーと好スタートを切り
　ました。

　また宇佐美祐樹（0）、竹内輝樹（＋１）、島谷和真（＋2）とまずまずのスタ
　ートを切って今日の二日目を迎えています。

詳細→Qualifying School First Stage Section A(Imperial Lakeview Golf Club, Hua Hin)

詳細→Qualifying School First Stage Section A(Singha Park Khon Kaen Golf Club, Khon Kaen)

　このファーストステージは参加102名のうち上位80位タイまでが3日目に進めま
　す。また、4日間の結果で上位20名がファイナルステージに進みます。
　
　ファイナルステージにはすでに102名の選手がシードされていますので、この
　ファーシトステージの選手を合わせた160名近い選手の中から上位40名に来年
　のアジアンツアーのシード権が渡されます。

　昨年はファイナルステージに28人の日本人がチャレンジし５人の日本人選手が
　シード権を獲得しました。今年は何人になるのか楽しみですね。

詳細→アメーバ『日本人選手は5人がシード権を獲得しました！』（2014/2/16記事）

『Qスクールから１年目でシード権を取れる選手は何人？』

　さて、昨年Qスクールを受けて40位以内に入ってシード権を獲得し、1年間シーズン
　を戦って無事に賞金ランキングの６０位以内を確保してシード権を取れた選手は何
　人いたでしょうか？

　答えは7人です。

　5 Cameron SMITH (AUS) 　21歳　

　21 WANG Jeung-hun (KOR)　19歳

　22 Paul PETERSON (USA)　26歳

　23 Lionel WEBER (FRA) 　24歳

　38 Sam BRAZEL (AUS)　36歳

　50 Kalem RICHARDSON (AUS)　26歳

　52 Nathan HOLMAN (AUS) 23歳

　トップのキャメロンスミス選手は9試合で賞金ランキング5位は素晴らしいですね。
　昨年のオーストラリアアマチュアチャンピオンで、2011年にノムラカップ個人優
　勝するなどアマチュア時代から優秀な選手でした。

　香港オープンで一発2位に入って一気にランキング上位に、アジアでは賞金額に
　差が大きいいので一発がありますね。

　フランスアマチュアチャンピオンのライオネル・ウェバーやピーターソンなど
　若い選手でも勢いがある選手はシードを取ってきます。

　日本でもそうですが、Qスクールからは１年間を通じて出られる試合は８試合～
　10試合と限られています。
　
　ですから前半戦の初めから成績を上げて賞金ランキングの上位に食い込み後半戦の
　出場権を確保しなくてはなりません。

　Qスクールでシード権を取ってもほとんどの選手はまた翌年Qスクールを受けに
　戻ってくることを繰り返します。

　プロのゴルファーともなればは、毎年Qスクールを受けながらチャンスを狙う厳し
　い生活が待っています。

　そのQスクールも今日は突然の土砂降りで途中中断・・・そんな悪条件も覚悟して
　スコアをまとめるタフな精神が要求されます。

　アジアのあちこちの試合を経験して気持ちの強い選手にならないとやっていけない
　ですね。
　
　さて、中断も終えてこれから試合再開です！