2015年、今年のゴルフ界展望
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サワディーカップ!今年もお正月からずっとタイでジュニアゴルフキャンプと
いう指導者として幸せな人生を送っています。
今日は午後からお土産を買いたいという子供たちを連れて束の間の休息で街に
やってきました。
時間ができたので待ちの時間にコラムを書いています。題して・・・
「2015ゴルフ界の展望」
今年の男子ツアーはみなさんニュースで取り上げているように久しぶりに試合数
が増えましたが、いまだ危機感を持っている人も多いようで、現状に厳しいコラ
ムも目立ちます。
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皆さん言いたいことは1つのようでそれは「日本から世界につながるトーナメント
を!」ということです。
アジアや世界のゴルフ界の流れをみていると孤立化した動きではなくいかに周囲と
連携を広めていくか?ということが重要になってきています。
しかし、現在の日本のトーナメントは世界から切り離された単独開催であり、アジア
をはじめほとんどの国でテレビなどで試合を見ることは出来ません。
なので、日本の賞金ランキング上位選手といっても誰も知らないのが現状です。
日本ツアーのレベルも毎年下がっています。
というのもこの10年の世界ポイントを見た場合に・・・例えば海外招待選手の多い
「ダンロップ・フェニックス」のポイントを見ると
優勝ポイント / ワールドポイント / ホームレート / トータルレート
2014 26 62 47 109
2013 26 66 50 116
2012 32 96 66 162
2011 28 72 55 128
2010 30 83 62 145
2009 28 77 58 135
2008 36 111 74 185
2007 36 110 71 181
2006 19 130 68 198
2005 17 121 56 177
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とトーナメントの「格」を決めるトータルポイントは年々減り続けています。
これは「ワールドレイティイング」というポイントに影響する世界的な選手の
参戦が減ってきているわけで、11月のこの時期アジア諸国で開催される世界大
会やイベントにい選手をとられて日本にいい選手が来なくなったのも原因の1つ
のようです。
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一方、アジアンツアーの海外招待試合である「タイランドチャンピオンシップ」の
ポイントは、
優勝ポイント / ワールドポイント / ホームレート / トータルレート
2014 34 122 54 176
2013 38 150 50 200
2012 36 114 68 182
2011 32 111 45 156
2010 30 83 62 145
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と2010年の初開催以来世界ポイントはハイスコアを維持し続けるなど、いかに
レベルの高い選手が出場しているのかがわかります。
でも、2014年の試合で伝統ある中日クラウンズで28ポイント、フジサンケイ
クラシックでも23ポイントあります。
「ウェブドットコムツアー」でも20ポイントを超える試合は少ないですから、比
べてみると日本ツアーのポイントは高いようです。
でも・・・
「ウェブドットコムツアー」はPGAツアーの下部ツアーの位置付けとはいえ、いま
やカナダ、ラテンアメリカ、中国の賞金ランキング上位選手もふくめて、さらに
予選会(Qスクール)やった結果選ばれた選手たちが競いあうハイレベルの試合
です。
このへんが丸山選手曰く
「何で日本はあんなにポイントが高いのか」と世界から言われている理由なのかも
しれません。
来年は25年ぶりに試合数が2試合増えて、賞金総額も34億円を超えるなど一見上向
いているかに見えますが、このような数字を見るとトーナメントの実情を知る人た
ちは、心配しているのかも知れません。
最初に書いたように日本から世界へつながるトーナメントになればもっと世界的な
選手の参戦も増えると思いますし、ツアーも見ていて楽しい試合や選手が増えてく
ると思います。
25年ぶりに上向いてきた今こそ新しい方向に舵を切って進んで欲しいものです。