中国で活躍する2人の高校生のスイングをアップしていきます!その2 | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

中国で活躍する2人の高校生のスイングをアップしていきます!その2

アメーバ『若い選手はその国で一番上手い選手のプレースタイルに似てくる!』

 早上好!今週の中国深圳は毎日曇り空の雨模様です。日中でも寒い日が多く
 コートやマフラー姿の女性もおおいですね。

 カフェの席でも寒い外の席から埋まってきます。一年中夏の深センでは短い
 冬をおしゃれして楽しんでいるのでしょう。

 寒いのが苦手な私は、もちろん店内の席に座りますが店内も暖房してないので
 寒いです・・・早く晴れて来ないかな。。。

 今週予定されていた地元の人たちとのゴルフも中止になってホテルのカフェで
 朝から仕事をしています。



 さて、今回の賞金王のハオトン・リー李昊桐(Hao Tong Li )選手はまだ19歳ですね。
 ジュニア時代には、そこまで強くなかったそうですが、18歳を過ぎて急に強く
 なってきたとマネージャーの張さんは話していました。

 お父さんの影響で10歳からゴルフを始めてこの後はスパルタ式で厳しかったのは
 地元でも有名だそうで、張さんも「彼は韓国の軍隊式」と言っていました。

 すべてナイキのサポートを受けていて中国でも将来性を見込まれている有望な
 選手の一人です。体は細いですが300ヤード以上軽々運んできますね。

 同じ飛ばし屋の若い選手も見ましたが、体のしなやかさが違いますかね。引っか
 かりそうもない感じってわかりますかね。長年たくさん選手見ているとそういう
 選手は曲がりも少なく成績もでます。

 でも、これは天性のものですから教えてどうなるものではありません。


インタビューに答える李昊桐選手(19歳)と金誠選手(16歳)



2014美巡中国系列赛武汉站开杆 小将李昊桐参战


 オーストラリア人として始めてPGAツアーチャイナを勝ったブレット・ドレット
 (Brett DREWITT )選手(25歳)もちょうど見ることが出来ました。

 最終日に關天朗くんと同じ組で回っていたので「いい球打つなー」と思いながら
 見ていたら賞金ランキング3位で来シーズンのweb.コムツアーのシード権を取って
 いました。
 
 すべて軽いドロー系のボールです。日本オープンで見たアダム・スコットとまった
 く同じ球筋ですね。
 
 どうやら若い選手はその国で一番上手い選手のプレースタイルに似てくるようです。
 
 例えば体重100kg以上あるキラデク・アフィバーンラトが成功しているタイでは
 小学生はみんなデブ?ですからね。笑 笑ってはいけませんが成功した選手に憧
 れて球筋だけでなく背格好やスタイルも似てくるのですね。


關天朗くんとブレット・ドゥレット選手



SA Classic there for Drewitt


アメーバ『アジアで若い選手たちが活躍できるのは理由がある!』

 さらに14歳でマスターズでも活躍して話題になった關天朗(Guān tiān lǎng)
 くんの連続写真を2方向から撮ってきました。

 今シーズン6試合に出たものの60台は最終戦の最終日の1回だけと調子は良くなさ
 そうでした。というか、マスターズに出た当時に比べてスイングがずいぶん変わっ
 ていました。

 当時はかなりフラットな変則スイングでしたが、現在はテイクバックで多少詰まる
 程度でオーソドックスになりつつあります。

 まだ16歳の彼は、9月に高校2年生になったばかりですから今のうちに調整してお
 くのでしょう。


2013Guan Tianlang driver swing


 パッティングもクロスハンドで打ってました。さすがに100ヤード以内のショート
 ゲームは上手いですよ。基本フェードボールで距離をぴったり合わせて打ってきま
 す。ドライバーは270-280ヤードくらいですがほとんどフェアウェイは外しません

 バックはナイキですが、アイアンはキャロウェイのエイペック、パターはタイトリ
 スト、ドライバーはキャロウェイなどなどいろんなメーカーのクラブが入っていま
 した。

 彼もまたチャイナPGAツアーに推薦で出ながらプロ転向か、大学進学か?を考えて
 いると思います。

 両親に聞いたら現在は広州に住んでいるそうですので、新しく始まったこのツアー
 を重視しているのかも知れません。

 アジアでは若い選手の活躍が目立ちますが現地に見に来て思い当たることがあり
 ました。こうすれば世代交代も早まるなと思うことがあるのです。

「なぜ10代の彼らが活躍できるかなど」など中国で活躍するジュニア達の詳しい話は、
 新しく連載する「ゴルフトゥデイ」のコラムに続きを書きます。

 お楽しみに!