2014年PGAツアーチャイナシリーズが終了しました。
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今週で全日程を終えた2014年PGAツアーチャイナシリーズですが、最終的にその
賞金ランキングのトップに立ったのは上海出身の19歳の李昊桐(Hao Tong LI)
選手でした。
年間2勝上げて1890万円を獲得、それ以上に来シーズンの米国進出の足がかりが
つかめて本当に嬉しそうです。
「本当にいいシーズンが遅れたと思う。これで来シーズンはアメリカのツアーに
出られるし、この中国のPGAツアーでやれたことは自信になったよ!」
「web.コムツアーでプレーできることを楽しみにしています!」
とインタビューでも答えていますね。上位5名に与えられるweb.コムツアーの
シード権を得たのは全員25歳以下の若い選手たちでした。
![てんとうむし](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/055.gif)
これでPGAラテンアメリカとPGAカナダも合わせて15名の若い選手たちが
米国でプレーすることになります。web.コムツアーの賞金ランキングの上位
50名にはPGAツアーのシード権も与えられますから、若い彼らにとってはこれ
が大きな一歩となります。
また、PGAツアーチャイナの賞金ランキング6位~10位までの選手はweb.コムツア
ーのQスクールをファイナルから受けられますからまだ夢は残されていますね。
昨年日本のツアー選手権を勝った小平智選手が、ファーストステージから3度も
Qスクールを受けに行っているのを見ているとこのシード権は賞金以上に価値あ
るものです。
でも小平選手も昨年度の日本のツアーNO1選手ですから少なくともファイナルから
受けさせてあげたいものです。
こういった世界の流れを見ていると、いまだドメスティックな日本のツアーはもっ
とグローバル化をしないと時代遅れだなと感じます。
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さて、PGAツアーチャイナのシード選手60名の内訳をみてみると
オーストラリア17名 中国12名 韓国12名 台湾7名 米国 4名
ニュージーランド3名 シンガポール1名 タイ2名 ブラジル1名
スウェーデン1名
1位:李昊桐(Hao Tong LI)1890万円(12試合)19歳
2位:張新軍(Xin Jun ZHANG)1270万円(8試合)27歳
3位:Brett DREWITT 1140万円(12試合)24歳
4位:Sam CHIEN 1120万円(12試合)25 歳
5位:Todd BAEK 1047万円(11試合)23歳
10位:J.H. WANG 632万円(6試合)
20位:Mathew PERRY 380万円(10試合)
30位:Ted OH 307万円(8試合)
40位:Jihoon LEE 204万円(7試合)
50位:Kook Hyan KIM 164万円(10試合)
60位:郁淞壹 114万円(2試合)
でアジアンツアーと同じくオーストラリアとニュージランド勢が1/3を占めて
いていまやアジアのゴルフの中心はオーストラリア選手となっています。
また賞金ランキング上位の2名は中国選手ですから近年中国の若い選手が
力をつけてきているのが分かります。
しかし、賞金ランキン30位以内の選手は一試合平均100万円ちかく稼ぐ選手
もみられますが、30位以下の多くの選手は30万くらいといったところでしょ
うか?
飛行機代やホテル代などかかる経費を考えたら1年間各地を転戦して頑張って
きてもほとんど賞金は残らないのが現状です。
それでもアジア圏の選手たちは出られる試合があればどこにでも行くという
ハングリーさを持っているようです。
最終的には米国でやりたいという夢に向かってのゴルフであれば途中賞金額の
大小など関係ないのかもしれません。
日本国内でそこそこ稼げていると米国とか遠い場所になってしまいますね・・・
何か盛り上がらない日本のゴルフシーンに何か魅力がかけているのは、若い人
選手達の夢や憧れが薄くなっているからのような気もします。
日本の賞金ランキング上位5名にもWEb.コムツアーのシード権をつけてあげた
らいいのになと思うのは私だけではないでしょう。
明日は、現地で取材した中国の10代の選手たちのコラムです。