タイアマチュア選手権後記  | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

タイアマチュア選手権後記 

アメーバ4日間を280ストローク(8アンダー)以上がアジアの優勝争いレベル

 早安!タイ~香港にやって来ました!英語と中国語を混ぜながらアジアを過ご
 しています。

 今週は香港アマチュア選手権の会場からアジアのゴルフ情報をお届けします!




 今年のタイアマチュア選手権が終了しました。難しいコースでしたが、アジア
 のレベルは高く男子は4日間を12アンダー、女子も8アンダーが優勝となるハ
 イスコアの争いでした。

 てんとうむし詳細→Thailand amateur Open 2014 R4 results

 4日間をアンダーでラウンドする選手も男子は10人くらい、女子も5人は
 います。

  でも、最近のアジアのジュニアやアマチュアのレベルを見てるとこのスコア
 でないと優勝しないですね。

 目安として、4日間を280(8アンダー)で回って優勝争い、290の
 毎日イーブンか1オーバー前後あたりのプレーでなんとか最終組あたり・・
 
 さらに1ランク下がって300(12オーバー)でようやく参加している感じ
 となります。

 また、これだけクラブが進化してまっすぐ飛ぶようになってくるとパッティング
 の上手さは絶対で、入り始めたら止まらないくらいのセンスが必要のようです。

 決して大げさに書いているのではなく、結構難しいアンジュレーションのある
 グリーンを優勝したサリット選手は1イーグル、17バーディーを取っている
 のですから相当パッティングが上手いと言えるでしょう。






アメーバ世界を目指すには4日間を270ストローク(18アンダー)以上が必要

 さらに賞金を稼いでトーナメントで活躍していく世界的なレベルとなると4日間を
 270(18アンダー)以上を出せる力が必要となってきます。

 実際に今週開催された世界アマでは270を切った選手が11人も!います

 てんとうむし詳細→Eisenhower Trophy Indidual Scoring Results


 世界アマに参加した香港代表の水野君達の話を聞くと、女子の試合でハイスコアは
 続出したので男子はグリーンをさらに固くして13フィートの高速グリーンにした
 そうです。

 でも米国チームを始め海外の選手達は320ヤード飛ばしてセカンドを全部ウェッ
 ジで打ってきて!出だしから4連続バーディーなどで簡単に軽井沢のコースを攻略
 してしまいました。

 270~280ヤードの飛距離ではセカンドがミドルアイアンになってしまってボ
 ールも止まらないので270のハイスコアは出ない・・上位の選手は次元が違いす
 ぎると話していました。
 
 確かに夏に高校の選手権の団体戦を見てましたが日本の高校生は体が小さいです
 ね、しかも飛ばさないで曲げずにスコアをまとめる事ばかりのように感じました。

 まずは沢山食べて体重も増やして距離も伸ばしていかないといかないとアジアや世
 界の中ではいつまでもジュニア扱い?となってしまいます。

 ですから私たちのキャンプもとにかく食事の質を高めてたくさんたべさせるように
 していかないといけません。

てんとうむし詳細→2014年度(第29回)アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権









アメーバアジアの新興国の選手の活躍も目立ってきました!
 
 また、アジアはタイだけに限らず経済成長の著しい新興国の選手も腕を上げて
 来ています。
 
 タイや台湾、中国、韓国などに加えて、最近ではミャンマーやシンガポール
 のレベルアップが著しいですし、やインドネシア、香港、マレーシアも力を
 つけて来ています。

 こういったアジアの選手達は、軍の関係者の子息であったり、財閥関係や
 地元の有力な関係者の子息であったりします。私たちもこういった様々な国
 々の人たちから「今度ぜひ来て欲しい!」と招待を受ける事が多いです。

 私もバングラディッシュ、ミャンマー、マレーシア、インド、中国、台湾、
 シンガポールなどなど、時間を作ってこれからは出向いていかないといけま
 せん。

 多分、日本はアジア諸国からすれば「ゴルフのブランド」であることは間違い
 ないようで、日本のゴルフの指導を受けたい!と思っているのだと思います。

 今後もアジアの状況を見ながらジュニア達を指導していきたいと考えています。