強い選手の条件とは?彼らは「考え方」が違う
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このコラムではアジア各地のアマチュアやプロのトーナメントの様子をお伝え
しています。
今回もシンガポールまで試合、教え子のM君を連れて参加したこの試合でしたが
彼は6400ヤード par70のシンガポールアイランドのオールドコースで実力を出
し切れずに(75,76,78,75)で終わりました。
ちなみにトップの選手は(70,64,67,66)の13アンダーでタイの選手でした。
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日本で合宿をするとパープレーやアンダーパーでラウンドするM君ですが海外で
プレーをするとなかなか思うようにいかないようです。
なぜか、海外では日本と同じような感覚でプレー出来ないんですね。。。
原因として慣れない芝や言葉の問題もあるようです。また、移動に慣れていない
ということも要因の1つだと思います。
一方、アジアの選手達は、海を越えた数時間の移動時間や環境の変化にはジュニ
ア時代から慣れているようです。
また、さらにはみんなインターナショナルスクールに通っているので英語が話せ
るのでなど言葉の違いにも強いようです。
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同じ時期にアジアのディベロップメントツアーが開催されてましたが、賞金ラン
キングのベスト5n与えられるシード権を目指す教え子の中里(NAKAZATO)は
今回も7位に入りました。
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最初アジアンツアーに行った1年目とは違って、アジアの芝の質やコースに
慣れて来た以上に、移動や生活に慣れて来た事も大きいと思いますね。
ツアープロともなると1年間の移動距離が地球に2周半以上にもなると言われ
ているほどですからね。いかに早く環境の変化に慣れるかが強い選手の条件の
1つかも知れません。
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さらに昨日、日本に戻って来て河口湖でパーティーがあり旧知のラジーフという
ツアーキャディに久しぶりに会いました。
ラジーフは現在IJジャンのキャディをやっていて彼のどこが凄いのか?いろいろ
聞いてみたのですが。ラジーフ曰く
「まったく考え方が違う。コースをどうやって攻略するか凄く考えているし攻め方
も多彩。球種も沢山あるよ。」
「たとえばショットの種類だけでも9種類はあるね。高い球、低い球、真ん中の
球、フォロー、フェード、まっすぐの組み合わせで全部打てないと勝てないよ。」
と話していました。でも日本で9種類打てるのは数名だとか・・「ジャンも難しい
ストレートは打ち分けられないよ」らしいですね。
「でも技術もだけど最後は精神的に強いかどうかだね。ここって言う時は絶対にミス
をしない。そういう強さが一番大事!」とも話していました。
また、松山選手もインタビューで「世界のトップの選手は150ヤード以内の
精度が違いますね。特に9番アイアン以下は1ピン以内についてくるしほぼノ
ーミスでプレーします。」と答えています。
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こういった超一流の選手達と一般の選手との「ゴルフに対して考え方が違い」
とは何をもって言うのでしょうか?
このような禅問答のような答えを学ぶために私がゴルフを始めた頃は、故中部
銀次郎氏の著書などをすり切れるまで読んだりしたものです。
今読み直しても・・・
若い自分は、最初から全部バーディーを狙うほどのアグレッシブなゴルフだった
中部氏が晩年リスクのないゴルフに考え方が変わっていく様は大変勉強になる
ことばかりです。
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打っている時間よりも歩いている、考えている時間が遥かに長いゴルフだからこそ
「ゴルフに対する考え方」をこういった著書から学ぶ事も多いのです。
今更ながらそういった考え方などもジュニアに指導できたらいいなと思っています。
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