全米オープンは世界のトッププロが予選会からチャレンジ
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今週は、各地で全米オープンの最終予選会が開催されています。
3月に紹介した全英オープンの予選会は9つの国で年間合計14回開催して44人
を選ぶものでしたね。
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全米オープンはさらに、開かれた大会だけあって出場選手枠156名のうちシード選
手が75名、オープン枠の選手がシード選手よりも多くて80名となっています。
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全米オープンはアマチュアにも広く門戸を開放していてまずはローカル予選会を
全米各地の111会場で開催、1万人以上のプレーヤーがエントリーしました。
(ハンディキャップ1.4以下のアマチュアを含む。)
この上位の選手が12会場で開催された地区予選会(セクショナルクオリファイ)に
進むことになります。だいたい各会場7名くらいが地区予選会に進むようですね。
それにしてもこんなに開催されているんです・・・↓
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世界でもトップクラスの選手でもシードの推薦枠を逃したらこの12カ所の各地区
で開催される36Hの地区予選会に出場してシード権を得るしか道はありません。
この地区予選会を通過出来るのはアジア6名、イングランド14名、そして全米で56
名とさらに厳しい関門です。
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この結果を見ていると若い選手とベテランが入り交じって出場権を競い合っている
ことが分かります。
例えば、石川遼選手の出場したオハイオ州の試合には、今年41歳になる1997年の
全英オープンチャンピオンのジャスティン・レナードがトップで通過。
今年1勝を挙げた23歳のノ・ソニョル、昨年アラバマ大を辞めてプロ転向、今年
からPGAツアーに出場している21歳のジャスティン・トーマスと続きます。
でも、オクラホマ大のとき、ピーター・ユーラインと同期だった24歳のモーガン・
ホフマンや日本でも人気だったスパイダーマンことカミロ・ビジェガス、23歳
ダニー・リー、マスターズチャンピオンのマイク・ウィアーなども落ちています。
石川遼も残念ながら全米オープン出場ならず・・・
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また、他の会場でもコロニアルでは、NCAAでも大活躍したばかりのアラバマ大の
1年生ロビー・シェルトンが通過していますが、先日テキサスのPGAツアーデビュー
戦で活躍した18歳のスコッティー・シェフラーは予選を通過出来ませんでした。
かつて日本の賞金王だったベサンムンも予選落ちと現実は厳しい・・・
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また、テキサスのレイクサイドの予選会では、アラバマ大の4年生コーリー・ウィス
ティットも通過していますので、今年はアラバマ大の当たり年かも知れません。
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このように、プロゴルファーは特別にシード権を持っている世界ランキング
50位以内の選手以外は、予選会を渡り歩くことになるということが分かります。
ちょっとでも可能性があれば予選通過を目指して世界中どこにでも行く!という
志こそが大切ですね。
全米オープンはこのように厳しい予選会を勝ち抜いて来た選手達が一同に会して
戦う世界一の大会です。
今年の試合がどうなるか?いまから楽しみです。