プロ転向後のシード入りまでのスケジュールをどうするか?
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今週は、アジアンディべロップメントツアー(ADT)ツアーがマレーシア
のジョホールバルで開催されてます。かつて「ジョホールバルの歓喜」と
言われ日本がワールドカップ初出場を決めたあの地ですね。
ここでアジアのチャレンジツアー(ADTツアー)が開催され日本からも教え子
の宇佐美や中里、アジアンツアーのシード選手として頑張っている中西くん
など9人のプロ達がプレーします。
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ADTは賞金総額600万円前後で(優勝賞金135万円、2位で72万円、ベスト5で
賞金27万6000円、ベスト10でも賞金が12万8000円、最下位で3万円?)賞金
の低い試合ですが、なんといっても4日間競技が経験出来ることが魅力です。
実は、この時期教え子の進路の相談をされているのですが、私は経費をある程度
掛けられるのならば、このようなアジアのトーナメントで腕を磨いた方がいいと
アドバスしています。
例えば日本プロを目指す場合、9月から日本のQTを受けて、11月後半のサード
ステージまで通過すれば翌年のチャレンジツアーに出られます。でもサードで
落ちたら翌年出られる試合はほとんどなくなります。いわゆる「QT浪人」です。
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出来れば「QT浪人」は避けたいですね・・・せっかくプロ宣言しても試合に出れ
なくては「試合感」が養えません。
でも、残念ながら日本でシードが取れなくてもアジアや世界の試合に目を向ければ
賞金は安くとも4日間競技が沢山あります。
ということで、休む間もなく1月からアジアンツアーのQスクールを受けに行きま
す。そしてファースト(1月)&ファイナル(2月)の2回4日間競技で上位40名に
入ればレギュラーツアーのシードを獲得出来ます。
(今年のファイナルQスクールでのシード権のカットラインは4アンダーでした。)
また、シードが取れなくてもファーストステージの2日間を通過すればADTツアー
に出られます。カットラインはコースにもよりますが2日間で3オーバー前後でしょ
うか?それで翌年のADTツアー16試合に出られます。
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また、アジアンツアーのファイナルQスクールで上位40名のシードが取れなくれて
も2月にすぐにチャイナPGAツアーのQスクールに申し込めば3月にQスクールが受
けられます。(※今年は1/29日受け付け開始の2月26日締め切り)
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チャイナPGAツアーのQスクールは、3月に深圳会場(3/10-14)と海口会場
(3/17-21)2回行われそれぞれ4日間競技で上位20名にシード権が与えられます。
今年のカットラインは、7オーバー(深圳会場)と4オーバー(海口会場)でした。
これで受かれば1試合当たり賞金総額2000万円で年間12試合のチャイナPGAトー
ナメントに出場出来ます。
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さらに3月~5月にカナディアンPGAツアーのQスクールもあります。
こちらはカリフォルニア(3/7-11)、フロリダ(4/14-18)、カナダ(5/5-9)
で4日間競技が3回開催されそれぞれの会場にて上位18名にシード権が与えら
れますね。
カットラインは2アンダー(カナダ会場)、3アンダー(カリフォルニア会場)
と7オーバー(フロリダ会場)でした。さらに条件付きのシード権が40位タイ
の選手に与えられます。
これを通過すれば9月までに12試合のカナディアンPGAツアーに参加出来ます。
賞金も1試合あたり1500万円という試合ですが、レベルの高さは折り紙付きで
毎年カナディアンツアーから10名以上PGAのQスクールに受かっています。
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このようにアジアを組み合わせれば年間を通じて試合もなく暇を持て余して
「試合感」をなくすことはありません。でも、問題はかかる経費ですね・・・
経費は試合数にもよりますが300~600万かかりますので出来れば半分かそれ以上
は賞金で稼いで賄いたいですね。経費が掛けられるかどうかで今後の男子は大きく
プロ生活のあり方が変わりそうです。
でもシードが取れたら経費は集まると思いますよ。将来スポンサーに愛されるよう
ないいプロゴルファーになってください!
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これ以外にもインドやフィリピンのローカルツアーもありますので参考にしてみて
ください。
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