学生時代は、地味でもプロで成功することもある! | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

学生時代は、地味でもプロで成功することもある!

アメーバ『WGC優勝のパトリック・リードは昔から勝負強かった』

 おはようございます!

 今朝はWGCで優勝したパトリック・リードについて調べてみました。奥さん
 がキャディをやって夫婦二人三脚でツアーを転戦していたという暖かい記事も
 多いようですが、2010年の学生時代からめっぽう勝負強かったことはあまり
 知られていませんね。
 
 今日は勝負師リードをちょっとご紹介!

  さて、リードのジュニア時代は、1つ上の世代にスーパースタークラスの選手が
 たくさんいたのでイマイチ地味な存在。

(23歳の彼の1つ上の学年は、ローリー・マキロイ、ピーター・ユーライン、ラッ
 セル・ヘンリー、ハリス・イングリッシュなど大物選手がぞくぞくいた。)

 AJGAのジュニアのオールスターチームには選ばれたりしたものの、ジョーダン
 スピースのような華やかな経歴はありませんでした。

 当時マクロイは19歳で世界ランキングトップ50に入るなど飛ぶ鳥を落とす勢いで
 活躍していたし、ハリスやラッセルは学生時代にネイションワイドツアーを勝つ
 などその存在は有名、ユーラインも全米アマに20歳で勝つなどで、この時期リード
 が目立つことはありませんでした。
 
 大学も最初は華やかなジョージア大に進んだもののすぐにスポーツでは地味なオー
 ガスタステーツに転校、表舞台とは無縁かと思いきや2010年と2011年にNCAA
 の大学選手権に連覇します!

 ちなみにリードは2010年の決勝のマッチでは、ピーターユーラインを2&1で
 破り、2011年のファイナルでもハリス・イングリッシュを2&1で破っています

てんとうむし2011NCAA Championship Team Match Finals

(2011の準決勝でも優勝候補のスーパースタ軍団オクラホマのエースユーラインを
 8&7で破るなどマッチ全勝!してるからね・・・当時からマッチプレーにはめち
 ゃくちゃ強かった!ユーラインには天敵にちかい存在かも・・・)

 まさに勝負師リードはこのへんからあったようですね。 当時の記事はこちら↓

てんとうむし2010NCAA「NCAAチャンピオンシップ やればできる!」

てんとうむし2011NCAAはオーガスタステートジャガーズが連覇! 
 
 しかし、2009、2011のウォーカーカップの米国代表にも漏れて(当時パトリッ
 クといえばPロジャースかPカントレー)そのまま2011年にプロ転向をしました。

 その2011年は、PGAツアーが2試合、下部ツアーも2試合プレーして獲得賞金が
 25000ドル(250万円)と彼らしい地味なプロ生活のスタートです。

 しかし、翌年・・・

 2012年は主催者推薦とマンデーを渡り歩き(マンデーは実に6回通過!)12試合
 出場し3000万円ちかくを稼ぎ、その年のQスクールも22位で通過します。

 さらに昨年は、プレーオフでジョーダン・スピースを破ってツアー初優勝、さらに
 今年2014年は54Hで27アンダーと記録づくしの優勝も決めてさらに今回のWGC
 も優勝しました。

 存在は地味なんだけどスコアは派手だなー・・・

てんとうむしPatrick Reed wiki 

 私も2010年からコラムでリードのことを見て来ましたが、改めて「地味だけど
 勝負強い選手は、成功するんだな。。。」とつくづく実感しましたね。
 
 一件華やかで、でも取りこぼしのある選手よりは、競ったら必ず勝ってくる本番に
 強い選手の方が、力があるんですね。

 勝負強さと粘り強さは普段の生活から培われてくるようですから、このへんの
 精神面はジュニア時代から大事にしていきたい。

 私たち指導者も地味だけどしっかりした選手を見逃さないように心掛けていき
 たいものです。

 PS

 優勝した時の写真もみんなの後ろでちょこっと映ってるんだなー・・・笑