ツアーで成功する「お友達の法則」とは? | ジュニアゴルフ アジアジュニアゴルフ協会 吉岡徹治オフィシャルブログ Powered by Ameba

ツアーで成功する「お友達の法則」とは?

アメーバ『同期の仲間に負けたくないという気持が成功の秘訣?』

 アルン・サワッド!

 タイのパタヤは朝晩涼しい冬を迎えました。」(最低気温は20度以上)

 米国のウェブドットコムツアーのQスクールの最終日が行われ上位50名の
 選手がシード権を獲得しました。

 シード権を獲得した選手に着いて詳しく調べてどんな選手が成功するのか?
 どんなステップの選手が成功するのかを時間をかけて調べてみました。

 まずはトップ10の選手達ですが、トップ通過のザック・フィッシャーを始めトップ3
 は全員24歳。平均年齢26.6歳で(最年長でも31歳)と若い選手たちばかりですね。
 
 フィッシャーは初日まさかの75からの通過。2位のスコット・ピンクニーは全米
 オープンでマキロイが優勝した前日に一緒に遊んでいた幼なじみのルームメイト
 であることは以前ご紹介しました。覚えているかな?

てんとうむし詳細→マクロイの幼なじみが四ツ葉のクローバー理論で予選突破
 
 また、日本でも2勝を挙げているSJパクも同期のベ・サンムンを追っての参戦
 で通過。CエパーソンやBバーグーン、CセインツJrはPGAカナダツアーからの
 選手ですね。

 QスクールのファイナルステージにはPGAラテンアメリカツアーから17名、
 PGAカナダツアーから30名の選手達が推薦で出場しています。
 (日本のツアーからは残念ながらSJパク選手1名のみ。)

 PGAラテンアメリカツアーは2月~5月と10月~12月の期間に年間14試合を開催、
 PGAカナダは7月~9月の3ヶ月の間に9試合だけ開催されています。

 シード獲得までにはこういったドメスティクなツアーで腕を磨いて調子を上げて
 来ている選手達が多く、その中から何人も予選を通過しているのがわかります。

てんとうむし詳細→Q-school round-up: Status breakdown

 さらに気になるのは「お友達の法則」と私は名付けましたが、昔の仲間が成功して
 いて自分も負けてられないとばかりに予選を通過してします例が多く見られます。

 今年24歳になるピーター・ユーラインのヨーロピアンツアーの優勝で同世代の
 24歳の選手達がトップ3を独占したのは偶然でしょうか?・・・
 
 25歳のリッキーファウラーの同世代の選手がトップ10を占めたのは影響ありだ
 と思われます。

 こういった同世代の影響は有名な例では2007年ウォーカーカップのメンバー
 には、リッキーファウラー、ダスティン・ジョンソン、ウェブ・シンプソン
 カイル・スタンレー、ローリー・マクロイ等がいます。

 2011年のウォーカーカップのメンバーにはピーター・ユーライン、ジョーダン
 スピース、ハリス・イングリッシュ、ラッセル・ヘンリー、パトリック・カン
 トレー等がいて今回ブレイン・バーバーも刺激を受けていると考えられてます。
 
 日本でも薗田、小平、藤本など同世代が頑張っていているのも少なからず友達
 の影響をうけているのでしょうね。

 こうやってみると、仲間内やライバルから一人成功者を出す事が重要で、個人競
 技のゴルフですが、団体競技のような刺激し合う影響を受ける点が面白いですね。
 
 ゴルフはトラックマンのような数値で管理する面がある一方で、こういった数値
 化されない心理面に大きく影響される点があるのが興味深いです。

 でも・・・

 最初は、この「お友達理論」も「こんなこともあるんだ?」的な仮説程度で思って
 いたのですが、最近ではこういった心理をもっと効果的に利用出来ないか?と
 考えています。

 皆さんもぜひ「お友達理論」を取入れてプロで成功してください!

 PS

 事前の注目選手の結果もアップしておきました。

 残念ながら〇〇選手の息子さんというのは勝負弱いですね・・・ギリギリで
 落ちていますが、これは理論化したくない数値です。

【おもなシード権獲得選手】

◯Max Homa(-23、6位)2013NCAAチャンピオン、2013年ウォーカー
 カップ米国代表(カリフォリニア大4年)は順当に通過
◯ Nick Taylor(-19、11位)2010のWAR、NO1選手、2010年ベンホーガン
 アワード受賞、今年のカナダツアーでランキング7位で力をつけて来た。
◯Albin Choi(-17、15位タイ)
 NCState大学3年のカナダ系韓国選手、オールアメリカンのセカンドチームながら
 今回予選通過
◯Blayne Barber(-16、22位)
 2011ジョーダン・スピース、ピーターユーライン等と共にウォーカーカップ
 米国代表(23歳)
◯Si Woo Kim(-16、22位)2年連続の通過の脅威の18歳は韓国NO1の若手か
◯Josh Broadaway(-15、32位)35歳の中堅ベテラン選手
◯Sebastian Vazquez(-15、26位)PGAラテンアメリカツアーの選手
 メキシカンの彼は2012チームアマチュア選手権のメダリスト(23歳)
◯Justin Thomas(-14、32位)2013年ウォーカーカップ米国代表、2012
 大学NO1受賞、3日目終えて2オーバーから66、66、65は見事!
◯Daniel Berger(-14、32位)2013NCAA個人戦2位(フロリダ大学2年、20歳)
◯Harold Varner(-14、32位)カナダでプレーする23歳の黒人選手
◯Nathan Tyler(-13、38位)カナダツアー賞金ランキング12位(28歳)
◯Jon Curran(-12、42位)キーガンブラッドリーの高校時代の同窓(26歳)
◯Matt Fast(-12、42位)セカンドステージ20アンダーの勢いそのまま通過(27歳)
◯Vince India(-12、42位)大学時代は無名のサードアメリカンチーム(24歳) 
◯Tyler Weworski (-12、42位)2013カナダツアーQスクールトップ通過

【おもな50位圏外の選手】

×Jeff Curl(56位)35歳のベテラン、最終日8アンダーで猛追も一歩及ばず
×Peter Lonard(73位)46歳のベテランのチャレンジも通過ならず
×Justin Lower(73位)NGAの下部ツアーで頑張っている28歳も・・
×Adam Mitchell(73位)有名な2009年ウォーカーカップメンバー(26歳)
×Jamison Sindelar(73位)父はプロゴルファーのJoey Browne, Sr
×T.J. Vogel(73位)2012USアマチュアパブリックリンクチャンピオン
×Michael Hebert(78位)今回大学同期のブレイン・バーバーは通過したが・・
×Olin Browne, Jr.(85位)父はプロゴルファーのOlin Browne, Sr
×Steven Fox(88位)2012年USアマチュアチャンピオンも通過ならず
×Anthony Paolucc(95位)USC大3年(21歳)はジュニアの名選手
×Connor Arendell(95位)ヨーロピアンツアーQスクールは9位で通過したが
× Todd Hamilton(95位)日本でもプレーした2004年全英チャンピオンも
×Matt Ryan,(105位)27歳のカナダツアーの選手、ツアーでも優勝経験ありだが
×Sung Kang(105位)韓国オープンではリッキーファウラーに勝ったが・
×Kevin Penner(110位)今年プロ転向した23歳だが・・・
×Josh Anderson(113位)リッキーファウラーの高校時代のチームメイト
× James Sacheck(117位)カナダツアーの選手
×Kevin Aylwin(117位)2012USアマチュアパブリックリンク2位
×Eugene Wong(117位)2010カナダカレッジNO1プレーヤー
×Mike Ballo, Jr(120位)キーガンブラッドリーと大学時代の同期
×Mitch Krywulycz(126位)2010、2011大学NO1のオーガスタ大のメンバー
×Tyler McCumber(129位)PGAツアー10勝のマークマッカンバーの息子
×Max Gilbert (136位)2013年カナダ選手権チャンピオンも通過ならず
×Riley Wheeldon(140位)2013年カナダツアー賞金ランキング2位
×Zack Byrd(141位)大学時代ダスティン・ジョンソンとチームメイト
×Matt Nagy(146位)セカンドステージを奇跡のプレーで通過したが
×Johnny DelPrete(148位)ジェシカ・コルダのキャディ&ボーイフレンド

てんとうむし詳細→Players to watch at Final Stage of Web.com Tour Qualifying Tournament