ツアー活性化のためにシード制度改革だけでは足りない
![アメーバ](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/344.gif)
大家早安!
今日は台北で朝ご飯。アジアから日本を見ていて感じたことを書きますね。
来年度のツアーに向けてシード制度の改革が発表されました。友人でもある
山中事務局長のツアー活性化のための考え抜いた案ですね。
新しく年間のシード選手を60名に絞りそれ以下の選手はより魅力的な上り調子
の選手に出場機会を与えようといく主旨には納得がいきます。
![てんとうむし](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/055.gif)
でも個人的には気になる点があって、それはJリーグの2シーズン制復活の記事を
読んでみてから感じたことです。
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若い選手の海外への流出が止まらず観客動員数の減少に悩むサッカーは、かつて
人気が衰える事のなかったゴルフと似たような状況にあります。
その解決策として試合を最後まで盛り上げる2シーズン制の導入に再び踏み切った
わけですがそれでもV字回復にはほど遠いだろうと言われています。
別な意見ではV字回復に必要なのはシステムの改善ではなくてキャスティング、つ
まりでファンが見たい選手がプレーすることが重要だということですがそうなれ
ばいいでしょうね。
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同じくゴルフの場合もファンが見たいと思う選手も育って来ているものの当然
ながら海外の試合に行ってしまい、日本のツアーには不在となり来年度のツアー
にも黄色信号が灯っている?と言われています。
かつての日本のツアーのように秋のシーズンは外国人選手をたくさん呼べる状況
にあればファンにも目新しく映ると思いますがそれも難しい状況ですね。
知人のゴルフのメディア関連の仕事に携わるK氏は・・・
「すべての試合をポイント制にして賞金の大小に関わらないように配慮すれば
開催オープンのような試合にも有力選手が多く出場しツアーが盛り上がる要因
も作れる。」
とコメントしています。
また、今回の改革のように直近試合で5位以内だった出場資格が10位以内まで
拡大され、“調子の良い選手に出場資格を与える”というのも効果があるかもし
れなせん。
でも、個人的には下部(チャレンジ)ツアーで地力をつけた選手がそのまま
レギュラーツアーの選手を脅かすような下克上的な状況を作りださないと
根本的な解決にはならないと思っています。
そのためにも”チャレンジツアーの4日間競技化”と”その上位選手をすぐに翌週
のレギュラーツアーへ出場させる”の2点を取入れて欲しいと思っています。
賞金の低い試合でも4日間の厳しい戦いを年間10試合上経験すれば力はついて
きますから、若い選手がどんどん常連選手を脅かす状況が出来てくるでしょう。
さらにアジアンツアーのとの連携を強めてヨーロピアンツアーのようにいろんな
国でチャレンジツアーを開催して選手をシャッフルして鍛え上げていけばもっと
選手も強くなれると思います。
日本のチャレンジツアーとADTツアー(アジアンツアーの下部ツアー)台湾PGA
の試合や、インドPGAの試合やタイPGAの試合などなど若手選手を育成するのに
組む相手はたくさんあると思いますね。
魅了あるツアーを作るにはレギュラーツアーの改革以上に下部ツアーの改革と
若手選手の育成を急ぐべきだと思いますが皆さんの意見はいかがでしょうか?