アイアンの最適なスピン量はどれくらいがいいのだろうか?
『アイアンの番手の1000倍が最適スピン量の目安なのか?』
早安!今週は台北に秋のアジアンアマチャレンジの打ち合わせに来ています。
台北は、もうすでに夏だよ!
最近、ジュニアの指導をしていてクラブの相談を受ける事が多くなっています。
ちょっとそんなクラブ選びにも参考となるコラムを台北のホテルで書きます。
Trackmanのホームページに興味深いデータが掲載されていました。
いろいろな数値の中でも最適スピン量は重要で、この数値が適正でないとボール
が吹き上がったり、止まらなかったりします。
従来、アイアンの番手に対して1000倍が最適スピン量と言われていたの
ですが、さらにヘッドスピードとの関連を示したデータです。
※写真はアジアンツアーの賞金王のトンチャン・ジャイディーの9アイアンの
データ
それは
3×ヘッドスピード(mph)×スピンロフト(度)=最適スピン量
という計算式です。
以下を日本で使い慣れたm/sの表示にすると1mph=0.44704m/sですから
6.7×ヘッドスピード(m/s)×スピンロフト(度)=最適スピン量
となります。(以下m/s表示)
また、ここで聞き慣れないスピンロフトという数値も紹介しておきます。
実際にクラブがボールに当たる時のフェース面の角度を「インパクトロフト」と
か「ダイナミックロフト」とかいいます。
この角度が50度で当たった場合、クラブを上からダウンブローに打つとさらに
スピンは掛かります。この打ち込む角度を「アタック・アングル」と言います。
例えば分かりやすくインパクトロフト50度でさらに10度の角度でダウンブロー
に打ち込むで実際にスピンのかかるロフトは50度に10度を加えて60度になりま
すね。
これを「スピンロフト」といいクラブを打ち込むほどにスピンが多くかかること
がこの数値から分かります。
計算式では「アタック・アングル」のダウンブローをマイナス表示にして
インパクトロフト(度)-アタックアングル(度)=スピンロフト(度)
と表します。
このモデル選手の場合は7番アイアンでのスピンロフトは31.3度となりますね。
35度前後のロフトの7番アイアンを4~5度くらいロフト(角度)を立ててイン
パクトしている(ハンドファースト)ことになります。
※スピンロフト:25.7-(-5.6)=31.3度
さて、このときヘッドスピード38m/sでボールを捉えるとどれくらいのスピン
が掛かるのかというと器械で測定した実際のスピン量は7713rpmでした。
で、先ほどの関係式はこの数値が最適かどうか?を示す式で、細かくいうと
6.26~6.71×ヘッドスピード(m/s)×スピンロフト(度)=最適スピン量
くらいが適正値のようです。
さて、このスイングの数値をこの公式に当てはめて計算してみると最適スピン
量は7445rpm~7980rpmとなります。(少数点以下2桁で計算)
※最適スピン量:(6.26~6.71)×38×31.3=7445rpm~7980rpm
なので、今回のスピン量は7713rpmでしたので、最適スピン量の適正な範囲に
収まっていると考えられます。
この範囲でない場合は、クラブを変えるか?ボールを変えるか?シャフトを
変えるか?はたまたスイングを変えるかということになりますね。
最初に書いた「アイアンの番手の1000倍が最適スピン量」というのはヘッド
スピードの遅い女子やジュニアの選手達には適用出来るようで、今の男子プロ
や男子高校生以上の場合は、もう少しスピン量は多めであるといえます。
こういった計測器を上手く利用しながら、自分に合ったクラブやボールを使っ
てボールを適正にコントロールできるようなスイングを身につけたいものです。
ということでまもなく完成するアジアジュニアゴルフ協会公認スタジオでも
こういった計測を可能にしていきたいものです。
スタジオの写真は明日にでもアップします!
詳細→Trackman
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
アジアジュニアゴルフ協会の寄付・サポートのフォームはこちら▶
『Magic的部落格中文也可看到喔!』中国語はこちらをクリック▶
はこちらをクリック▶
E-mail:magicjga@gmail.com
早安!今週は台北に秋のアジアンアマチャレンジの打ち合わせに来ています。
台北は、もうすでに夏だよ!
最近、ジュニアの指導をしていてクラブの相談を受ける事が多くなっています。
ちょっとそんなクラブ選びにも参考となるコラムを台北のホテルで書きます。
Trackmanのホームページに興味深いデータが掲載されていました。
いろいろな数値の中でも最適スピン量は重要で、この数値が適正でないとボール
が吹き上がったり、止まらなかったりします。
従来、アイアンの番手に対して1000倍が最適スピン量と言われていたの
ですが、さらにヘッドスピードとの関連を示したデータです。
※写真はアジアンツアーの賞金王のトンチャン・ジャイディーの9アイアンの
データ
それは
3×ヘッドスピード(mph)×スピンロフト(度)=最適スピン量
という計算式です。
以下を日本で使い慣れたm/sの表示にすると1mph=0.44704m/sですから
6.7×ヘッドスピード(m/s)×スピンロフト(度)=最適スピン量
となります。(以下m/s表示)
また、ここで聞き慣れないスピンロフトという数値も紹介しておきます。
実際にクラブがボールに当たる時のフェース面の角度を「インパクトロフト」と
か「ダイナミックロフト」とかいいます。
この角度が50度で当たった場合、クラブを上からダウンブローに打つとさらに
スピンは掛かります。この打ち込む角度を「アタック・アングル」と言います。
例えば分かりやすくインパクトロフト50度でさらに10度の角度でダウンブロー
に打ち込むで実際にスピンのかかるロフトは50度に10度を加えて60度になりま
すね。
これを「スピンロフト」といいクラブを打ち込むほどにスピンが多くかかること
がこの数値から分かります。
計算式では「アタック・アングル」のダウンブローをマイナス表示にして
インパクトロフト(度)-アタックアングル(度)=スピンロフト(度)
と表します。
このモデル選手の場合は7番アイアンでのスピンロフトは31.3度となりますね。
35度前後のロフトの7番アイアンを4~5度くらいロフト(角度)を立ててイン
パクトしている(ハンドファースト)ことになります。
※スピンロフト:25.7-(-5.6)=31.3度
さて、このときヘッドスピード38m/sでボールを捉えるとどれくらいのスピン
が掛かるのかというと器械で測定した実際のスピン量は7713rpmでした。
で、先ほどの関係式はこの数値が最適かどうか?を示す式で、細かくいうと
6.26~6.71×ヘッドスピード(m/s)×スピンロフト(度)=最適スピン量
くらいが適正値のようです。
さて、このスイングの数値をこの公式に当てはめて計算してみると最適スピン
量は7445rpm~7980rpmとなります。(少数点以下2桁で計算)
※最適スピン量:(6.26~6.71)×38×31.3=7445rpm~7980rpm
なので、今回のスピン量は7713rpmでしたので、最適スピン量の適正な範囲に
収まっていると考えられます。
この範囲でない場合は、クラブを変えるか?ボールを変えるか?シャフトを
変えるか?はたまたスイングを変えるかということになりますね。
最初に書いた「アイアンの番手の1000倍が最適スピン量」というのはヘッド
スピードの遅い女子やジュニアの選手達には適用出来るようで、今の男子プロ
や男子高校生以上の場合は、もう少しスピン量は多めであるといえます。
こういった計測器を上手く利用しながら、自分に合ったクラブやボールを使っ
てボールを適正にコントロールできるようなスイングを身につけたいものです。
ということでまもなく完成するアジアジュニアゴルフ協会公認スタジオでも
こういった計測を可能にしていきたいものです。
スタジオの写真は明日にでもアップします!
詳細→Trackman
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
アジアジュニアゴルフ協会の寄付・サポートのフォームはこちら▶
『Magic的部落格中文也可看到喔!』中国語はこちらをクリック▶
はこちらをクリック▶
E-mail:magicjga@gmail.com