好調なインドのガガンジー選手を支えるのは催眠術師！？
『日本人選手もメンタル面の強化を大切にした方がいい』忙しかった東京をでも2ヶ月を終えて、「メルセデスジュニアマスターズ」の
試合に向けてタイのパタヤに来ています。
さて、私たちは将来のアジアでの試合に向けての準備の一環としてジュニア世
代から国外での試合やキャンプに取り組んでいます。
その目標の1つでもあるアジアンツアーも来週はタイで開催されます。
その試合でも注目の選手の一人が25歳のインドのがガガンジー・ブラー選手で
しょう。
昨シーズン2勝を挙げて賞金ランキング5位に入り、今シーズンも2位と好調な
成績を挙げています。
４歳からゴルフを始めてアマチュア時代から活躍した後、18歳でプロ入り、
19歳のルーキーイヤーを9試合で予選落ちわずか1度、翌年も10試合で予選
落ちが1度という安定した成績で、その後2009年に21歳で初優勝以来4勝
を挙げてインドを代表する選手となりました。
その成績を支えるのがショートアイアンのフェードボールショットのようです。
本人が説明するその打ち方のテップとは・・・
Step1：9番アイアンを持ってピンの左にターゲットを決めてボールをセット
し左からのハイフェードをイメージする
Step2:バックスイングが9時の時点でフェースを開いて（写真参照）ボールに
スライス回転を掛けてカットボールを打つ事に備える。
Step3:ダウンスイングの時は、特に左のヒップがターゲットに向かって左に
止まらないように回転する事を心掛けている。それによりフェードボー
ルが打てるカットの軌道を作る。
Step4:最後に、これはいつも気をつけている事だが、いいスイングの為の
バランスとポジションは大切にしている。
だそうです。
ピンの根元に刺さっていくそのショットは見ていても気持がいいですね。
詳細→Winning Edge – High fade shot with Gaganjeet BhullarAsian Tour Golf Highlights - Venetian Macau Open
でも、ガガンジーの安定したゴルフを支えているのは技術面だけではなくメンタ
ルコーチの存在も大きいようで、そのコーチがプラディープ・アガワル氏です。
もともと最終日に崩れる事が多く、メンタル面が課題とされて来たブラーですが
21歳からアガワル氏の指導を受ける事により最終日に強さを見せるようになって
来ました。
アガワル氏は曰く
「最初、彼にあった時最終日に必要以上にナーバスになっていました、そこで
催眠療法を取入れたところ素晴らしい成果を上げる事が出来ました。」
自らサイコロジスト（心理学者）であり「催眠術師」でもあるという彼の指導は、
いわゆる「催眠療法」を使って選手の心を強くしているようです。
「催眠術師」というと日本ではやや眉唾もののようですが、ガガンジーの成功で
インドでは多くの選手に受け入れられていてみんな一様にアガワル氏の指導のそ
の成果について口を揃えて絶賛しています。
「アガワル氏は、グリーンではなくフラッグ（ピン）を狙うようにアドバイス
してくれました！さらに、悪いイメージは忘れていいイメージを大切にする
よう指導を受けています。」
そう毎回狙うのはピンフラッグからピンフラッグなのです！
師の教えを実践する為に彼はハイフェードを身につけて来たのですね。
マジックのキャンプでもメンタル面の強化やカウンセリングに力を入れて
います。
最終日に崩れずに逃げ切ったり、逆転したりして優勝出来るタフな精神面
はこういった指導で身に付くのかも知れませんよ。
詳細→The man behind Bhullar's successPradeep Aggarwal's Interview on NDTV
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